vol.1 YSP浜松の仲間たちと

ずっと好きでいたいからバイクとの付合いは自然体



 梅雨もど真ん中。雨かもしれないという予報を覆し、午後からは見事に晴れわたりました。う〜ん、僕の「晴れ男パワー」は健在か!? それはいいのですが、念のため雨に備えてジャケットを用意したので、ちょっと暑かった…。
 最近は、公道では単なる移動の手段としてバイクに乗ることがほとんど。でも今回は久々のショートツーリングで、汗もなんだか爽やかでした。
 今回は、僕にとっては地元の浜松を、8人のライダーと走行しました。地元とは言っても、知らない道もあります。メジャー級のオレンジロードをひとしきり楽しんだ後は、YSP浜松の和田社長に教えてもらった「マル秘ルート」にトライしてみました。
 このルート、他の車がほとんど通らないという恵まれた条件。そこで今回は特別に、参加者の皆さんの走りをチェック。8人の中から3人に対するアドバイスを紹介します。
もっとも僕のポリシーは「公道では楽しく、安全に」。決して無理のないペースでの話だということをお断りしておきます。

 まずはバイク歴半年という、'03R1オーナーの藤井雅人さん。

難波 いきなりR1とは、なかなかのチャレンジャーですね!
藤井 原付しか経験がなくて‥‥‥。フォームも良く分らないんです。
難波 フォームより気になったのはジャケットのバタつきかな。特にスーパースポーツ系のバイクでは、バタつきがライディングを妨げてしまいます。なるべく体にフィットしたものを着た方がいいと思いますよ。
藤井 今度、いいのを買います。実はこれ、もらいものなんで(笑)。
難波 ライディングはまだまだおっかなびっくりかな? ぎこちない感じはあります。でも経験を積めば大丈夫! 新しいジャケットで、たくさん走ってくださいね。
 
ワインディングもオフロードも楽しめるのが浜松の魅力。もちろん浜名湖畔を巡りながらおいしい鰻や三ケ日牛を食し、のんびり過ごすのもいい。ツーリングのネタには事欠かないオススメのスポットだ。

 参加者の多くが、フォームを気にしていました。自分の走りを客観的に見る機会はあまりまりませんから、気持ちはよ〜く分ります。
 長くレプリカ系のバイクに乗っている小澤宏起さんもその1人。今回は'04R1で参加してくれました。


難波 バイクの上で体が固まった状態で、微動だにしてませんでしたよ(笑)。上半身にすごく力が入ってるように見えましたが‥‥‥
小澤 うーん、自分ではそんなつもりはないんですけどねぇ。

難波 乗車姿勢で、他の人にヒジを揺さぶってもらうと分りますよ。柔らかく動くぐらい、腕から力を抜いてしまいましょう。
一人だったら両手をハンドルから離してみる。それでも上半身が支えられるぐらい、下半身でしっかりバイクをホールドしてください。

小澤 なるほど。ライン取りも悩んでるんですよ。他の人たちを見てると、すいすい走っていくし‥‥‥
難波 いいのいいの、他の人のことは気にしない(笑)。それより、峠を楽しく走ろうと思ったら、なるべく早く先が見える位置に行くことです。ライン取りを気にしながら走るよりなるべく遠くが見通せる場所がどこかを見つけることの方が、ずっと大事だと思いますよ。

 
ショートツーリングをしながら、参加者の方たちと交流する。僕から見ればほとんど問題ないが、皆さん自分のスキルに不安があるようだ。仲間同士でフォームを確認し合ったりするといいかもしれない。

僕自身ツーリングは久しぶり。ラクなポジションでゆったり走れるXJR1300を相棒に、改めて「バイクって楽しいな!」と思えた。ちなみに後ろに乗っているのはネズミ男‥‥‥ではなく、杉村和美さん。食欲全開のハタチの乙女。

 参加ライダーの多くは「速く走らないといけない」と思っているフシがあります。もしかしたら読者の皆さんもそうかもしれませんね。
 でも舞台はあくまでも公道。速く走るための場所ではありません。それだけは絶対に忘れずに!「もっと速く走りたい」という方は、ぜひサーキットに足を運んでみてください。
 さてXJR1300でオトナな走りを見せてくれたのは、鈴木健一さん。僕にとっては、すごく好感のもてるライディングでした。


難波 XJRの特性に合った乗り方で、すごく安心して見ていられました。
鈴木 そうですか? でも、もっとスムーズな人もいますから。

難波 十分スムーズです! ただもう少し立ち上がりでは元気よくアクセルを開けてもいいかもしれませんね。バイクが前後に動くピッチングを積極的に使えば、面白さもましますよ。
鈴木 まあ、ちょっと抑え目っていうのもあったので(笑)。あと、シフトダウンがうまくいかなくて‥‥‥
難波 XJRのギア比はワイドだから、無理にシフトチェンジしなくてもいいんじゃないかと思いますよ。
今の乗り方はXJRにすごく合ってますし、「バイクといい感じで付き合ってるんだな」ってことが僕にも伝わってきます。自分なりに、バイクなりに楽しんでくださいね!


 皆さんとても上手なのに、なぜか「自信が持てない」という発言が多かったのが印象的でした。自信過剰よりはいいのですが、「自分なりの走り」にもっと自信を持ってもいいのに、と思います。コンマ1秒を競うサーキットじゃないんですから、他人を気にせず自分のペースで。それがバイクと長く付き合うコツじゃないかな。

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あなどるなかれ 運行前点検

ポジションを合わせてバイクを着こなそう

 バイクを前にすると気がはやり、つい慌てて走り出してしまう‥‥‥。そんな経験はありませんか? でもちょっと待った! それではなかなか思うようにバイクを操ることはできません。
 運行前点検は、タイヤの空気圧やチェーンの張り、灯火類の確認など、教習所で教わったごく一般的なチェックでOK。でもこれが以外と侮れません。今回も皆さんの空気圧をチェックしてみたのですが、ほら‥‥‥
 さらにライダーが意のままにバイクをコントロールするためには、違和感のないポジション作りが欠かせません。
 とは言っても、まずはスタンダードな状態で1000kmは乗ってみてください。1000km乗ってみれば、だいたいのシチュエーションを経験するはず。その中で、違和感を感じる箇所を修正していけばいいでしょう。
 大事なのは、違和感を再現しながら調整すること。ハンドルのフルロック時に手首がキツければ、フルロック状態でレバーの位置を調整、旋回中の足首に違和感があれば、旋回中のフォームを取りながらペダル位置を調整、という具合です。

ハンドル位置を動かせるのが、バーハンドル車の利点。腕が伸びすぎていたら、クランプを緩めて手前側にハンドルを回し、少し近付けて対処。なお、ポジション合わせの際は、写真のように走行状態に近い姿勢で決めるのがベストですよ。

手首がきつくなりがちなセパハン車だが、ブレーキ/クラッチの各レバー角度を調整すると、コントロールしやすくなったり、フルロックが楽になったりする。ペダル類の角度調整も大切。いずれも大きな調整幅はないが、手首、ヒジ、ヒザなどに余裕がでるように。

バイクを操るためには、適切なポジションがある。「コレ」という決まりはないが、自分がバイクにまたがり、走らせてみて違和感がないことが、全ての基本。
月に1度は空気圧をチェック。僕は指定空気圧がベストだと思う。たまにはエアゲージの表示が正確か、ショップで確認してもらおう。走行前には全周の異物チェックも忘れないでね。



恵まれた環境でバイク遊び三昧!

 今回は、YSP浜松の和田茂社長にすごく気持ちのいいマル秘ルートを教えていただきました。ちょっと短いけど、他のクルマがほとんど通らないので、中速コーナーを満喫できます。

難波 YSP浜松の皆さんでよく走りに行くんですか?
和田
 いやあ、実は私もあのルートは初めてで(笑)。ウチのスタッフが見つけたばかりのポイントなんですよ。知ってる連中は通ってるみたいだね。
難波 いいですね〜。入口も分かりにくい、穴場スポットでしたもんね。ところで浜松って結構バイク遊びに恵まれた土地ですよね。
和田 オンロードはもちろん、ちょっと行けばオフロードも楽しめるし、浜名湖の眺めもいい! ぜひ多くの方にツーリングに来てほしいですね。


取材協力ショップ
YSP浜松

静岡県浜松市茄子町353-15 TEL:053-465-4545
営業時間/10:00〜19:00 定休日/毎週水曜日
http://www.ysp-hamamatsu.co.jp/

お客様には安心してバイクに乗って、楽しんでもらいたい。常にそう考えながら、日夜努力しています。また、走る・曲がる・停まるという基本は忘れずに、お好みに合わせたカスタムもご提案します。バイクに関しては何でもお気軽にご相談ください。

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