vol.17 YSP各務原東の仲間たちと

深まりゆく秋の気配を 全身で受け止める小旅行


飛騨の山中には、日本の原風景があります。
秋風の中、バイクで進む「故郷の景色」。
仲間たちとの語らいもひときわ弾みます。
日本にはまだまだ見て歩くべき土地がある。
そのことを再認識したツーリングでした。
 ライディングの話って、いつ、どこで、誰としていても、尽きることがありません。YSP各務原東の仲間たちとは、郡上八幡と白川郷を一気に巡るワンデーツーリングを楽しんだのですが、休憩のたびにバイク談義で大盛り上がり!
 YZF-R6で参加の足立一光さんはシルバーグレーの大(?)先輩。その走りはなかなかの切れ味でした。

難波 ご年配の方でR6っていうチョイス、なかなかお見かけしません。
足立 家のもんが大きいのはダメだって言うもんで、600にしたんですよ。最初はヒザとか腰とか痛かったけど、今は何ともない。月1回はツーリングを楽しんでますよ。
難波 スーパースポーツだけに、やっぱり峠を気持ちよく?
足立 うん、それはもう(笑)。
難波 素晴らしい! おっ、前後ともブレーキホースを変えてるんですね。
足立 峠に行くならね。結構タッチが変わりましたよ。
難波 他はスタンダードですね。うーん、カスタムもシブい!

 

 実は、僕自身バイクに乗るのは久しぶり。ゆっくりとバイクを楽しむ時間があまりありませんでした。秋の涼風に吹かれながらのツーリングは、本当にいいリフレッシュになります。バイク遊びってやっぱり楽しいなあ!
 レース好きの仲間たちが集まったこともあり、濱口勝さんやYSP各務原東の堀尾明宣店長たちからレースについての質問も相次ぎました。

濱口 スーパーバイクでノリックが乗っていたR1って、やっぱり市販車よりだいぶパワー出てるんでしょうね?
難波 改造範囲はそれほど広くないので、極端にパワーアップはしてないと思いますよ。たぶん30馬力アップぐらいじゃないかな?
濱口 十分すごいッスよ!
難波 モトGPマシンのようにブレーキディスクがカーボンじゃなく、一般的なステンレス素材なので、ブレーキの負担が大きいんですよね。結構タッチが変化しやすいみたいですよ。
濱口 チーフメカニックっていう仕事も大変そうですね。
難波 R1の組み上げはだいぶ慣れましたよ。リヤショックのスプリング交換なら5分もあればOK!
堀尾 それはぜひ当店のメカニックとして雇いたい!(笑)

 


 飛騨の山中をめざして北上するにつれ、グッと冷え込んできました。季節を肌で感じ取れるのもバイクの魅力…ですが、レイヤードのウエアで気温変化にも対応できるように。
 ちょっと変わった質問をしてくれたのは木納敏幸さんです。

木納 市販車で「こんなバイクが出ればいいなぁ」なんて夢はありますか?
難波 軽くて、スロットルレスポンスが良くて、それなりにパワーがあるバイクがいいですね〜。 そう考えると、MT-01なんかはかなり気に入ってますよ。車重はあるけど、低速域からすごくよくレスポンスしてくれるし、ツインらしくエンジンとの対話が楽しめるんですよね!
木納 僕はXJR1300に乗ってますけど、かなり気に入ってます。長く乗るつもりなんですよ。
難波 熟成が進んでますからね。XJRはサスのセッティングが絶妙! すごくよく動いて路面追従性が高く、しかもタイヤからのインフォメーションもある。いいバイクですよ〜。


話に夢中になっていると、あっという間に日が落ちていきます。秋も深まったなぁ。さ、もうひと頑張りして、帰途につきますか!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今月の
欧州モータースポーツ事情
生活に溶け込んでいるモータースポーツ
 ヤマハモーターフランスのチーフメカニックとしてスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦した'05シーズンも、10月9日のフランス大会をもって終了しました。1年間、本場のレースに身を置いて強く感じたのは、彼らが本当にモータースポーツを愛し、楽しんでいること。厳しいスポーツだし、プレッシャーも大きいのですが、SBKはアットホームな雰囲気で、パドックも笑顔が絶えません。レースという仕事がライフスタイルに見事に溶け込んでいて、うらやましい限りでした。
 日本でも、かつてのバイクブームを体験した方たちがアダルト層になりました。今後のバイク文化、モータースポーツ文化の牽引役になってくれることに期待しています。僕も微力ながらそのお手伝いをさせていただければと、今からいろいろなプランを練っているところです。
  ひとたびレースを離れれば、チームは家族同然の心温まる付き合いに。モータースポーツを軸に人生を謳歌している。難波さんは「気持ちが通じ合えて、本当に良かった」と言う。 「メカニックは裏方、主役はライダー」と難波さん。レースならではの緊張感の中、ノリックこと阿部典史選手をサポートした。  

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Shall We Go?
岐阜県・郡上八幡/白川郷 古き良き日本を巡る
 日本ならではの風景を見て歩くのは楽しいものです。今回は水の町・郡上八幡と、世界遺産にも指定された白川郷を訪れました。  町のそこかしこから水のせせらぎが聞こえてくる郡上八幡は、長良川の支流・吉田川の水を生活の中にうまく採りいれた町です。バイクを降り、城下町の古い町並みを楽しみながらの散策は、なかなかの見応えでした。面白いことに「食品サンプルの町」としても有名で、本物以上のおいしさを見せてくれる食品サンプルの展示販売店も。散歩がてら探してみては?
 郡上八幡を北上すること約2時間、合掌造りの集落が'95年に世界遺産に登録された白川郷に向かいます。茅葺きの家々が見えてくると、やっぱり思わずスロットルを緩めてしまいますね! ここもバイクを置き、古き良き日本を感じながらのんびりと時間をかけて歩き回りたいものです。
(1)せせらぎに満ちた水の町・郡上八幡。バイクで巡ることもできますが、エンジン音は控えめに。(2)さあ出発……って、僕だけ自転車〜!? 郡上八幡の観光の要・旧庁舎記念館では、1時間300円のレンタサイクルが利用できます。同じ2輪、意外と楽しめますよ〜。サイクリングで喉が渇けば、そこかしこで清らかな水を味わえるのも魅力。(3)は旧庁舎記念館、(4)は宗祇水。(5)合掌造りの家並みを見渡せる萩町城跡展望台。世界遺産を前に盛り上がってみました。ここに上がるまでの道は狭いので通行注意。(6)明善寺郷土館を見学。他にも見学できる民家が多数あります。(7)白川郷といえばやっぱりコレ、飛騨牛の朴葉味噌焼きしかないでしょう!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


熱かった時代の波が、今再び!

 なかなかダンディなYSP各務原東の堀尾明宣店長。でも、かつてのレーサーレプリカブームの熱さを今も心の中でたぎらせている「情熱派」です。

難波 おっ、そのレーシングスーツは、町井邦生のものじゃないですか?
堀尾 そうなんですよ。縁あってウチの店で保管してまして。難波さんや町井さんたちが活躍していた、'80年代から'90年代始めのレースブームの盛り上がりは忘れられません。
難波 エントリーする側としては競争が熾烈で大変でしたけどね(笑)。
堀尾 みんな何よりも走るのが好きだった時代のように思います。
難波 確かに熱かったですよね!
堀尾 あの世代のライダーたちが大人になった今、YZF-R1やR6などのスーパースポーツモデルを再び楽しみ始めているように感じるんですよ。大きくはなくても、確実に波が来てるような手応えがあるんです。
難波 店長、もしかして今もバリバリにサーキットを攻めているとか?
堀尾 いえいえ、とんでもない(笑)。でも、やはりスポーツモデルを眺めていると心が躍ります。
難波 バイク遊びの基本はやっぱり「操る喜び」。もしスポーツモデルの人気が再燃してきているなら、それは本当にうれしい話ですね。
堀尾 もちろん時代は変わりましたから、あの時とまったく同じというわけにはいきませんけどね。でも、ツーリングや試乗会などで、少しでもバイクに触れあっていただく機会を増やすよう、心がけています。無理なく長く、バイクに乗り続けていただくために、末永くお手伝いをしていければと思っているんです。


取材協力ショップ
YSP各務原東

岐阜県各務原市鵜沼南町5の233 TEL:0583-70-5100
営業時間/9:30〜20:00 定休日/毎週火曜日・年末年始

http://www.ke-ysp.com/
「1人1人のお客さまと、末永くお付き合いしていきたい……。だからコミュニケーションを大切にした店作りを心がけています。整備・修理にも自身がありますので、どうぞお気軽にお立ち寄りのうえ、何でもご相談ください。一緒にバイクの楽しさを分かち合いましょう!」(堀尾店長)

戻る
Copyright(C) YSP Members Club. All rights reserved.