vol.2 YSP大阪箕面の仲間たちと

最良のパートナーと共にバイクを楽しむ姿は、まさに理想的



 さすが大阪! と言うと、もしかすると失礼になってしまうのでしょうか? とにかく皆さんノリが良くて明るい! ただ、ちょっと困ったのはツッコミの厳しさ! つまらないダジャレなど言おうものなら即座に「ツッコミ総攻撃」を受けてしまい、しばらく立ち直れないほどでした。
  しかも、YSP大阪箕面の櫛田好信店長との付き合いは、かれこれ10年以上。旧知の仲ともなると、ツッコミは一段と激しいものとなり、しばらくダジャレは控えようかと悩んでいる今日この頃です‥‥‥。

難波 さて、恒例のポジションチェックを始めましょうか。まずは向江さんの奥さん、センタースタンドを立ててみてください。
向江・夫 あ、僕がやりますんで。
難波 奥さん、ちょっとバイクを押して歩いてみましょうか。
向江・夫 あ、ふだんは僕が押してるから、自分じゃできないかも‥‥‥。
難波 もう! ご主人が優しいのは分かりましたから、奥さんも自分でやってみましょう。ご主人は後ろから支えてあげてください。
向江・妻 うわ〜、今までこんなにバイクを押したことないんですよ〜。
向江・夫 すんません、甘やかし放題なもんで(笑)。

難波 まあ、夫婦円満で何よりですけどね
(笑)。ただ、バイクに関しては、無理のない範囲で何でもトライしてみることが大事なんですよ。どんなことでも、うまくなれば自信がつくでしょう? その自信が、また新しいことに挑戦する原動力になるんですよ。
 例えばMoto GPライダーのV・ロッシなんかでも‥‥‥。

向江・妻 ロ、ロッシ!? 私、ロッシの大ファンなんです〜!
難波 おおっと、急に目が輝きましたね? ロッシでも、初めてヤマハYZR-M1に乗った時は、何もいじらず、ひたすら走りまくったそうです。ロッシほどのトップライダーでも、かなりの周回数を走り込んで感触と自信をつかんでから、いよいよセッティングに入るものなんですよ。
 トライをして、自信を得て、さらに新しいチャレンジにつなげる。これはロッシでも向江さんでも、同じなんですよ。

向江・妻 そういうことなら頑張ってみようかな
(笑)

 特に心優しき男性ライダーほど、つい女性ライダーの身代わりをしてしまうのですが、できるだけ自分の力でトライさせてみることが大切です。押し歩きにしたって、愛する人が支えてくれていると思えば、少しは安心して挑戦できますよね!?


 さて、「甘やかし系」の向江功一さん/好美さん夫婦でしたが、一方の杉本晃一さん/佳子さん夫婦は「ツッコミ系」。夫婦間で展開する厳しいツッコミの応酬は、僕などの立ち入るスキがないぐらい。でもこれも、ひとつの愛情表現‥‥‥なのでしょうか? 実際は、とても仲の良いお二人でした。

難波 小柄な女性ライダーほど、ポジション調整が重要なんです。バーハンドル車ならクランプを緩めてハンドル位置を変えられますし、レバー類やペダル類の位置も調整できますよ。
杉本・妻 ああ、ほんまや。ポジションなんて合わへんで当たり前やと思ってました。純正のままでも調整できるんなら、ラッキーですわ。正直、違いはよう分からへんけど
(笑)
難波 上体に余裕を持たせるように、近めのポジションにしたんです。ほんの数ミリですが、実際に走ってみると、だいぶ感触が違うと思いますよ。
杉本・夫 僕はR1なんですけど、サスもいじった方がいいんですかね?
難波 走っていて何か気になるところとか、違和感とかありますか?
杉本・夫 いえ、全然
(笑)
難波 であれば、無理にいじる必要はないんじゃないかな。公道で無理なく走る程度で、違和感がないのなら、スタンダードで十分ですよ。もし今後、何か不快感が出てくれば、それを消すためにいじるのがいいと思います。

1日を走り終えた杉本さんの奥さんは、「やっぱり結構ラクになったみたいですわ」と話してくれました。
 
「カミさんと一緒に楽しんでしまえば、家におるカミさんのことを気にして、『早く帰らな』とあわてる必要もない。安全です(笑)」と杉本晃一さん。

インカムを試させてもらった。夫婦や仲間でのツーリングの際はもちろんのこと、今後高速道路の2人乗りが解禁されれば、タンデムツーリングにもすごく重宝しそうだ。

 僕とペアを組んでくれた大野和美さんは、「自信がなくて」と控えめながら、YZF-R6を走らせる姿はなかなか颯爽としています。

難波 はっきり言って、すごくうまいですよ! ツボを押さえた走りで、安心して見ていられました。
大野 実は、ライディングスクールに通ってまして‥‥‥。
難波 ああ、道理で! さすがに勘どころをばっちりつかんでますね。今度はぜひサーキットでお会いしましょう。
 ところで今日は、2組のご夫婦と一緒でしたが、いかがでしたか?

大野 うらやましいですね(笑)!


 そう、趣味としてのバイクライフを長く楽しむためには、家族の理解が欠かせません。聞けば、向江さん夫婦は家族ぐるみでのミーティングにも参加しているそう。「『バイクに乗って来るね』と言いにくいような状況では、本当には楽しめない。だったら家族そろってバイクを楽しんでしまった方がいいんですよ」と向江さん。その姿勢は、とても理想的だと感じました。

 
家族や仲間と楽しむバイクライフこそ、理想的だと思う。身近にバイクに乗っている人が多いほど、長く続けられる。だからみんなでバイクの輪を広げよう!
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Uターンが苦手なら 押して歩くのも手

ポイントはバイクと自分との距離感

 多くのライダーが苦手意識を持っているUターン。無理せずバイクを降り、押して歩くことも選択肢のひとつとして頭に入れておきましょう。選択肢が多いほど、さまざまなシチュエーションに遭遇した時の余裕にもつながるはずです。
 その押し歩きにも、ちょっとしたコツがあります。ポイントはバイクと自分の足との距離。左回りで自分が左側に立っている場合、バイクに近付くほどにどんどん直立することになり、反対側(右側)に倒れる可能性が高くなります。
 そこであらかじめ自分側(左側)に傾けておくようにしますが、ここでバイクと、その重さを支える足との距離を取っておいた方が、踏ん張りが効いて支えやすくなるのです。
 もうひとつ気を付けておきたいのは、目線。コーナリングの際によく言われることですが、押し歩きの時にも、行きたい方向をしっかりと見るようにしましょう。大事なのは、目線だけを送るのではなく、頭ごと振るぐらいのつもりでいること。本当にコーナリングと同じですが、それはつまり、押し歩きでもバイクならではの挙動が表れている、ということなのです。

バイクの挙動は走行中と変わらない
押し歩きというと、またがっている時とは違う作法があるかのように思いがちだが、そうではない。傾けるほど小回りが効くというバイクならではの挙動はまったく同じだ。できるだけ傾けるためには、できるだけ足を離して踏ん張りが効くようにする。
  自分の立つ側と反対側にバイクが傾きだすと、支えることは不可能だ。小回りは効きにくくなるが、右回りの場合は自分側にバイクを傾けて、しっかりと重さを腰で受け止めよう。

レバーにかける指を中指にすると、ヒジが下がり余裕ができる。わずかな違いが、グラッと来た時の大きな差に。
押し歩きの際にはブレーキレバーに指をかけておく。この時人差し指をかけるとヒジが上がって、余裕がなくなる。


誰もが安心して足を運べる店

 オープンしたのは2002年10月。YSP大阪箕面の建物前で出迎えてくれたのは、櫛田好信店長。実は10年来の付き合いなので、櫛田店長の顔自体は見飽きた‥‥‥イヤ、見慣れたもの。でもお店はフレッシュで見応えがありました。

難波 かしこまって話をするのも変だけど、今や店長さんですからねえ。
櫛田 いやいや、難波さんこそご活躍で(笑)。
難波 なんだかぎこちないなあ(笑)。じゃあ店長さんらしく、お店の紹介をお願いします。キレイで大きな店構えが目に付きますね。
櫛田 我々が心がけているのは、「親子連れ、カップル、女性、ご年配の方など、どんなお客さまでも安心してご来店いただける店作り」なんです。店構えや修理対応、接客にいたるまで、すべてにわたって信頼していただけるように、努力しています。
 できたばかりのお店ですが、お客さまとのコミュニケーションも、今まで以上に積極的に取り組んでいきます。

難波
 う〜ん、さすがは店長。バシッとキメますね!
櫛田 あ、もしかして、おちょくってます?(笑)


取材協力ショップ
YSP大阪箕面

大阪府箕面市今宮3丁目2の5 TEL:072-726-5310/072-726-5311
営業時間/10:00〜20:00 定休日/毎週水曜日・第3日曜日
http://www.ysposakaminoo.com/

レース活動やオリジナルパーツ製作などで培った技術には自信があります。ご希望の方にはダイナモでナラシまでして納車いたします。今後はイベントなどをどんどん企画していく予定。ウチならではの、ウチでしかできないイベントを行いたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!

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