vol.21 YSP大分の仲間たちと

山並み、湯煙、硫黄の匂い 大地の息吹を全身に感じて


別府、湯布院と湯の町を巡るツーリングは
温泉・グルメ・足湯・出会い・風景など旅情たっぷり!
観光+ワインディングで身も心もリフレッシュの1日でした。
 あちこちから湯気が立ちのぼり、「温泉入ってけ〜」「入ってけ〜」と誘われているかのような湯の町・別府。硫黄の匂いがまた「入浴欲」をそそります。さすが世界に名だたる温泉郷だけあって、たくさんの観光客で賑わっていますが、ポイントは女性客の多さ! 年の頃についてはあえて詳細を伏せておきますが、やはり女性は温泉が好きなんだな〜と再確認しました。
 ライダー仲間にも温泉好きは多いのですが、やっぱりまずはワインディングを楽しまなくちゃ! 自然豊かな大分は地形の変化にも富んでいます。今回お邪魔したYSP大分さんも、出発するとあっという間に快適なワインディングロード出現という絶好のロケーションで、気分はすっかり温泉! じゃなかった、ライディング気分が盛り上がるのでした。
 一緒に走っていて、ちょっとポジションが気になったのはXJR1200に乗る秋朝崇さん。僕が乗っていたSTDのXJR1300と乗り比べてもらいました。ステップのポジションが気になる櫻井英雄さんと。

秋朝 昔RZRに乗ってたんですが、セパハンの前傾仕様だったんです。それに慣れてたもので、XJRでもハンドル位置はいろいろ試行錯誤してたんですが……。
難波 見た感じ、ハンドル位置が遠いよね。腕が突っ張っていると、それ以上動かせないから、常に余裕を持たせるように意識したほうがいいかな。ちょっとスタンダードに乗ってみて。
秋朝 すごく乗りやすいですね! あれぇ? STDってこんなによかったかな〜。メーカー純正の素性のよさが改めて分かりました。
難波 いじっているうちに判断がつかなくなってきたら、いったんSTDに戻す。これもテクニックのうちですよ。XJRのようなバーハンドル車なら、STDでも微調整ができますしね。櫻井さんはステップで悩んでいるとか?
櫻井 ええ、どこに足を置いたらいいか、なかなか定まらなくて。
難波 ズバリお答えしましょう。僕もまちまちです(笑)。基本的にはニーグリップを原則に、コーナーでは外足の内ももやくるぶしでバイクをホールドしています。サーキットでは内足をフリーにして、ヒザでバンク角を探るような感じかな。
 ストリートでの基本はやはり下半身全体でのマシンホールド。ステップのどこを踏むかは、状況や気分によって違うので、あまり気にしなくてもいいと思いますよ。

 
爽快な走りを楽しめるワインディングが多い大分。ちなみにここダジャレなので笑うポイントです。九州のライダーは恵まれている!

僕が何を表現しているか分かりますか? どこからどう見ても、泳いでますよね? 泳ぎ=海=海地獄というダジャレ3段活用です。

 そういえば修学旅行で別府に来たことを思い出しました。覚えているのは、サル。高崎山のサルだと思うのですが、今回は残念ながらサル見学を断念。足湯でポカポカしたり地獄巡りを楽しんだりと、オトナなショートツーリングを続けます。
 XJR1300が初バイクという疋田昭博さんからは、こんなフレッシュな質問が飛び出しました。

疋田 下り坂で減速する時は、やっぱりギアチェンジするんですか?
難波 これも状況次第だから答えにくいな(笑)。僕のクセなんですが、走行中に頻繁にシフトチェンジするんですよ、僕。スピードを一定に保ちながら、カチャカチャとギアを変えてみたりしてね。でも下り坂で、低いギアへのシフトチェンジはエンブレが効き過ぎてギクシャクしがち。スロットルワークで切り抜けることが多いかな。

 MT-01の乗り方を探りながらメガツインならではの独特なテイストを堪能している高橋昌也さん、そしてYZF-R6のタンデムシートに6歳の息子さんを乗せ2人でツーリングするという熊田博子さん。湯煙の中を仲間たちと駆け抜けながら、皆さんのバイクライフがそれぞれ豊かなものになることを祈らずにはいられませんでした。

 
由布岳では、地元の人たちでもめったに見られないという野焼きに遭遇。一瞬で燃えさかり鎮火する様子に、人生の趣を感じます。

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Shall We Go?
大分県・別府温泉
地獄と極楽が織りなす温泉模様
 「人生の中で最も行ってみたくない場所ランキング」で見事連続トップの座に輝いているのが地獄。というのはもちろんジョークですが、この地では1000年以上前から噴気、熱泥、熱湯などが噴出していて、人々は寄りつこうともしなかったとか。
 そのすさんだ様子から地獄と名付けられたわけですが、今や観光名所や足湯を楽しめる極楽施設へと大きく様変わり。荒野からレジャーゾーンへと、地獄も時代の移り変わりには敏感に反応することで、長きにわたって生き残ってきたんでしょうね。
 提携の各地獄では数か所巡ることで割引が適用されます。ただし割引システムに参加していない(?)独立系地獄もあるので、料金を支払う際に確認してみるといいかもしれません。地獄ビジネスもいろいろあるんでしょうね…。
熱泥がボコボコと沸き上がる坊主地獄。泥の温度は100度近く、触わらないほうがいい。ここだけの話、手触りは滑らかでしたけどね。
コバルトブルーが実に爽やかで、地獄の中でも天国に近い(?)海地獄。これらの地獄周辺は、地獄で蒸したいろいろな味覚を楽しめるグルメ天国だ。 こんな所に突っ込まれたら泣いて謝るしかない血の池地獄。池全体が赤く見える壮大なからくりは、ぜひ行って確認してください。

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今月の足湯
ちょっと不思議な風呂端会議
 気軽に温泉浴が楽しめる足湯は、観光客の人気の的。お隣の国・韓国からのお客さんもたくさんいて、異文化交流を楽しめるラウンジ的な雰囲気にもなっていました。
 それを見ていたら足がウズウズ…ではなく、「ライダーにおける足湯の効能」を調査すべく、やむなく足湯を体験してみました。
 調査結果、足湯オススメです! 足が浸かっているだけなのにしっかりと全身が温まり、長く浸かっていると汗が噴き出すほど。その後、再び走り出しても湯冷めせず、「こいつぁいいもんだ!」という事実が判明しました。
 レザーパンツやブーツを着用していると、裸足になるのがちょっと厄介ですが、それでも全裸になるよりはずっと気軽。風に当たって冷えた体を温めてくれるオススメ立ち寄りスポットです。
足湯が面白いのは、一緒に入っている人とコミュニケーションしやすいこと。洋服を着たまま面と向かって座るスタイルなので、性別年齢に関係なく語り合いモードに突入。 足湯だからとナメてかかると結構熱かったりして。今回立ち寄ったのは湯布院・やわらぎの郷。土産物屋のおばちゃんがバイク好きでした。  

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10年後の日本をライダー天国にしたい

 レーシングスーツ姿でご登場いただいたYSP大分の河野成久店長(後ろ)ですが、実はモトクロスの全日本ライダーだったというキャリアの持ち主。激戦だった'90年代前半にシングルポジションにつけていたそうですから、かなりの腕前です。そんな河野店長が、なぜレーシングスーツを…?

河野 実は昨年、オートポリスで行われたサーキット走行会に参加したんですよ。モトクロスはやってたけど、そのときがサーキットデビューでした。
難波 それは素晴らしい! いかがでしたか?
河野 何しろ速度域がとんでもなく高いし、ブレーキングポイントもスロットルを開けるタイミングも、ちっともつかめないまま終わっちゃいました。
難波 でもその表情からすると、かなりの充実時間だったようですね!
河野 ええ! バイクの新しい世界に飛び込んだって感動がありました。ぜひ多くのお客さまにもこの世界を知ってもらいたいんです。
難波 ショップの方が受けた熱い感動は、間違いなくお客さんにも伝わりますよ。ヤマハでも、レンタルマシンとツナギを用意して、気軽に参加できるサーキットイベント「YRA・ヤマハライディングアカデミー」を開催します。ここでは私自身が楽しんじゃってますけどね(笑)。ところで河野店長には壮大な夢があるとか?
河野 ええ、10年後の日本を、おじいちゃんからお孫さんまで、幅広い世代の方たちにバイクを楽しんでもらえるような世の中にしたいな、と。いちショップにできることは限られていますが、全力で頑張っていきますよ!
難波 その心意気、買った!(笑)。


取材協力ショップ
YSP大分

大分県大分市賀来北2の1の1 TEL:097-549-3650
営業時間/10:00〜19:00 定休日/年中無休

「ヤマハ専門店として、ヤマハ車のエキスパートをめざしています。車両から用品まで何でもご相談ください。整備に関しても、万全の整備・しっかりした説明を心がけ、ヤマハ車を所有するお客さまに満足いただけるサービスを提供しています。安心のバイクライフを一緒に楽しみましょう!」(河野店長)

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