vol.22 YSP千住の仲間たちと

走りと風景を楽しみながら 語り合いに花咲かす―バイクを満喫する1日


幅広〜いバイクの楽しさ。
理想のライディングを追求することももちろん楽しみのひとつですが、
時には肩の力を抜いて、ワイワイと修学旅行気分に浸るのもいいものです。
今回は東京発で北茨城を巡ってみました。
 春爛漫……と言いたいところですが、北茨城の山中はまだまだ早春の気配。風も少し冷たかったのですが、集まってくれた仲間たちの「ライディング魂」は炎よりも熱く真夏よりも暑い! 例え春とは思えない冷風の中でも、気の持ちようひとつ! と、やや強引にホットなツーリングを楽しみます。
 今回の仲間たちに目立つのは、いわゆるリターンライダー。若いうちにバイクの魅力を知り、諸般の事情で一時的にバイクから離れた人が、時間的・経済的に余裕が出てきた今時分にゆとりを持ってバイクと触れあう……。ステキなバイクライフだと思います。
 そんなオトナな皆さんはライディングの探求に熱心! 意外な盲点に気付いたのはシブいカスタムが施されたVMAX乗りの横山裕史さんです。

横山 タイトコーナーがキライなんです。バイクが重く感じて……。何かラクに走れるコツはないですか?
難波 VMAXはハンドルの蛇角で曲がる傾向が強いバイク。でも、ハンドルが切れるとバイクは起きようとするので、簡単に言えば曲がりにくい特性なんです。バイクを倒し込んだ時、フロントタイヤが自然に切れるので、その動きに任せるのが一番かな。
 ところで横山さん、空気圧のチェックはしてる? ちょっとガソリンスタンドで確認してみましょうか。

横山 うわっ、すごく低かった! ちゃんとエアを入れたら、ビックリするぐらい軽快になりましたよ!!
難波 ハイ、お一人様問題解決! (笑)

 冬の間は特に空気圧が下がりやすいので、春には必ずチェックしましょう。

 

 YZF-R1に乗り換えてからなぜかライディングがしっくりこないというお悩みは、関口敦さん。

関口 何となく扱いづらくて、走りもギクシャクしちゃうんですよね……。
難波 関口さんの乗っている'02R1は、割とピッチングが大きいモデル。ブレーキを引きずって、コーナーに進入すると、かなり前のめりになります。もしかしたら、そういう姿勢に不安感があるのかもしれませんね。
関口 視線がだんだん近くなって、しまいには固まっちゃうんです(笑)。
難波 思い通りの旋回ができないと、恐怖心が先立ちますしね。R1のサス設定はかなりの高速走行が前提なので、日本の狭いワインディングでは根本的に違和感を感じてもおかしくありません。これを克服するには、公道で無理をするのではなく……。

関口 サーキット、ですね? (笑)
難波 正解! サーキットで高速域での挙動に慣れることで、自信をもってライディングできるようになりますよ。

 これは公道でもサーキットでも同じことですが、自分の中にある恐怖心や不安感に従って、とにかく無理をしないこと。これが長くバイクを楽しむ秘訣です。自分のペースで練習を重ねることで、ライダーとしてのポテンシャルは徐々に高まっていくから大丈夫。あわてず、ゆっくりとスキルアップしていきましょう!
 意外にも(!?)見所がたくさんある北茨城を駆け抜け、一路東京まで戻ります。いよいよ始まるバイクのハイシーズンに向けて、YSP千住でのバイク談義はまさに満開でした。

 


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Shall We Go?
ツーリングの穴場・北茨城
遊んでよし、眺めてよし、食べてよしの3拍子!
 袋田の滝(大子町)をメインに北茨城を駆けた1日。滝近くは地鶏の奥久慈しゃもを食べられる道の駅・奥久慈だいごや、お土産物屋さんが並ぶお楽しみスポットです。
 めがね橋(高萩市・花貫ダムそば)やタワーが目印の十王パノラマ公園(多賀郡十王町)、今回は行けませんでしたが歩道専用吊り橋日本一の長さの竜神大吊橋(久慈郡水府村)など見所たっぷりの北茨城。各所をつなぐ峠道もなかなか快適でしたよ!

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関口 敦さん
YZF-R1('02)
佐藤幸雄さん
TDM900('05)
横山裕史さん
VMAX('00)
Assosiates
参加ライダー
from

YSP千住
このR1ももう5万km乗りました。実は今、'06R1の納車待ち。楽しみで仕方ない! TDMは試乗した直後に捺印(笑)。好きな時、好きな場所に出かけられるのが魅力です。 ずっと憧れていたバイク。タイトコーナーはつらいけど、フォルムが気に入ってます!

高嶋正則さん
XJR1300('03)
細谷博之さん
YZF-R1('06)
種谷 守さん   XJR1300('03) 辻 貴浩さん
FZR1000('89)
初のビッグバイクがコレ。安全マージンを増やしたいから、サーキットにも興味あり! なだナラシが終わったばかりですが、曲がりやすいし足着きも意外といい。満足してます。 カミさんとタンデムすることが多いんですが、スピード狂の傾向があって困ってます(笑)。 FZRを乗り継いで2代目。誰が何と言ってもコレしかない! ずっと乗り続けますよ。

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チームプレーでバイクライフをサポート

 千住大橋のたもとは、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅を始めた地です。歴史情緒にあふれる町にYSP千住がリニューアルオープンしたのは今年3月のこと。ショップの裏手にある芭蕉の像や歌碑が趣を感じさせてくれる一方で、ショップはできたてのホヤホヤ。芭蕉の旅立ちと同じ3月に始まった新生YSP千住は、これからどんな歴史を刻むのでしょうか。下脇政美社長に伺いました。

難波 スタッフの皆さんのキビキビした動きが印象的なショップですね!
下脇 ありがとうございます。私たちのキーワードは「品質」なんです。
難波 品質……。幅広い言葉ですね。
下脇 商品知識はもちろん、接客や整備など、バイクショップに求められるすべての品質を高めて行こうと思っているんですよ。 例えば接客をとってみても、ただマニュアルに従うだけの画一的なものではなく、きちんとしたホテルのようにクオリティが高い接客をご提供しようと考えています。
難波 下脇社長の原動力はどこから来ているんでしょうか?
下脇 バイクって、どこにでも連れて行ってくれる素晴らしい乗り物だと思うんです。私自身、バイクで日本全国を旅しました。若い頃は原付で寝ないで丸1日走り回ったりしてね。
難波 それはかなり太〜い筋金入りの旅ライダーですね(笑)。まさに松尾芭蕉並みの旅人っぷりだ。
下脇 この楽しさをできるだけ多くの人に知っていただき、よりよいバイクライフを送ってほしい。だからスタッフ一丸となって連携を取り合いながら、いつ、どんな時でも高品質なサービスがご提供できるよう心がけています。


取材協力ショップ
YSP千住

東京都足立区千住河原町23の1 TEL:03-5813-7400
営業時間/10:00〜20:00 定休日/毎週月曜日

「ハイシーズンにはほぼ毎月のツーリングを行っているほか、オフロードライディングスクールなども開催しています。ご家族ぐるみで楽しんでいただけるイベントも企画していますよ。バイクのことなら何でもご相談いただける『頼れるショップ』をめざしています。お気軽にお声がけください」(下脇社長)

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