vol.23 YSP高井戸の仲間たちと

飽くことのないライディングの愉悦


名所を巡り、味を楽しみ、風景を愛でる。
そしてもちろん、ライディングも――。
バイクならではのぜいたくな小旅行です。
今回はYSP高井戸の仲間たちと、
富士山麓を駆けめぐってきました。
 毎度おなじみの(?)どんよりとした曇り空のもと、東京・杉並のYSP高井戸さんに集まってくれた仲間たちは3名。さらに、今でこそ柔和な雰囲気ですが、かつては峠の常連だったという伊達雄一郎店長が加わり、少数精鋭のツーリングが始まりました。誰ですか? 「シールドに何かぽつぽつと……」なんてこと言ってるのは! 気のせい、気のせい。さぁ、出かけましょう!
 河口湖周辺に到着した我々を出迎えてくれたのは、雨ではなく灰。富士の裾野では大規模な野焼きが行われていたようです。地元の人に聞いた話によると、「毎年、山菜採りの方が火に囲まれて亡くなるんだよね。今年は珍しく大丈夫だったみたいだけど」とのこと。山菜採りも命がけですね……。
 ツーリングは道の駅富士吉田と富士山レーダードーム館から本格スタート。おっと、道の駅で1人だけうまそうに吉田うどんをすすっているのは、FZ1に乗る川下洋人さんです。

難波 1人だけで食べるうどんは、また格別でしょうね!
川下 ブホッ、すみません、朝飯食べてこなかったんで……。でも歯ごたえがあっておいしいですよ。
難波 そりゃそうでしょう。1人で食べてるんだから(笑)。
川下 バイクは子供とタンデムすることも多いんですよ。以前はスーパースポーツに乗ってたんですが、高速タンデムも解禁されたし、ちょうどいいかなと、タンデム用途を考えてFZ1にしたんです。ポジションも楽だし、いざとなればR1譲りの150psが炸裂しますから(笑)。
難波 なかなか素晴らしいチョイスの仕方ですね! 1人でうどんを食べる人とは思えないな(笑)。家族を含めてバイクに乗れる環境を作って、バイクとのいい関係が築ければ、それが末永いバイクライフの秘訣です。

 

 川上さんがうどんを食べ終わったところで出発です。向かった先は忍野八海。池の向こうには富士山がバッチリ見えませんでしたが、代わりに楽しめたのはコイとマス。特にこちら目線で口を大きくパクパクさせながら群がってくるコイにはちょっと引きました。果敢にコイとマスの手づかみに挑戦していたのは古川誠さん。尾関裕司さんは「生臭くなるよ〜」と逃げ腰です。

古川 YZF-R6に乗り換えたばかりなんですが、まだつかみ切れなくて。
尾関 僕なんかVMAXが初めてのバイクで、まだ乗り始めて半年ほどですから。何も分かんないですよ。
難波 今はまだ2人とも腕や肩に力が入ってる段階ですよね。上体をリラックスさせるのがライディングの基本です。意識するのは下半身。内モモでしっかりとマシンホールドしてあげれば、自然と上体の力が抜けるはずです。そうすればバイクの自然な動きを妨げず、よりライディングが気持ちよくなりますよ。バイクを手なずけるには、上体の力を抜くことが出発点です。
 これは魚のつかみ取りにも応用できる理論なんですよ。さぁ、上体の力を抜いて腕をリラックスさせて、池の中に手を突っ込む!

古川・尾関 冷たいんですが……。

 富士吉田から朝霧高原をめざす県道は、爽快なワインディングロード。みんな「魚のつかみ取り理論」で上体の力を抜き、大人のスポーツライディングを楽しんでいました。

 



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Shall We Go?
山梨・静岡 富士山
たっぷり遊べる富士山麓
  東京・高井戸を出発し、中央高速を爽快に走り抜けると、あっという間に河口湖ICに到着しました。都内から中央高速で河口湖方面を訪れるのは初めての経験でしたが、予想以上に近くてビックリです! こんなに気軽に来ることができ、走りや観光やグルメな楽しみが満載の富士山麓。「都内ライダー」の皆さんも、そうでない方も、ニッポン一の山・富士山周辺で遊んでみませんか!?
忍野八海
富士山から湧き出る8つの泉、湧池、出口池、お釜池、濁池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池には、それぞれ伝説が。お土産を買うにも最適。
白糸の滝
繊細な絹の糸のように美しい白糸の滝。日本の名瀑百選に選ばれているのも納得です。いい角度で日が差すと虹がかかることも。
朝霧高原・もちや
国道139号線沿いにある「ドライブインもちや」で一休み。3つの味でおもちが楽しめる三色膳定食が人気のレストラン、なつかしの名車が並ぶ二輪車会館など、設備の充実度はかなりのもの。バイク関連のオフ会なども盛んだとか。

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Assosiates 参加ライダー from YSP高井戸
今回の参加ライダーは少数精鋭 そこでちょっと趣向を凝らし 皆さんの走りをチェックしてみました
尾関裕司さん
初バイクがVMAXというチャレンジャー。重く速いバイクに対しては、まだ経験が不足気味です。特に気になったのは目線の近さ。目からの情報は非常に大切ですから、できるだけ遠くを見て積極的に情報を仕入れ、あらゆる状況に備えるよう心がけましょう。

川下洋人さん
「タンデムできるスーパースポーツ」FZ1は、僕も初ライド。剛性が高いけれど過敏すぎず、ライダーのコントロールに忠実です。タンデムも安心感が高く、幅広い用途で楽しめそうですね。経験十分な川下さんの走りは実にスムーズ。でも、ネコかぶってましたよね!?

古川 誠さん
以前はVMAXに乗っていた古川さん。6年ぶりの相棒はR6です。軽くて反応のいいR6に乗るのが楽しくて仕方がない様子でしたが、ちょっと力が入り気味!? クイックなマシンだけに、上体の力を抜いて、スムーズで余裕のあるライディングを心がけてくださいね!

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お客さまの喜びが、私たちの喜びです

 いつも穏やかな笑顔をたたえているYSP高井戸店長の伊達雄一郎さん。高校生の頃は後方排気のTZR250で奥多摩を走っていたそう。当時見かけた方もいるのでは!?

難波 今も峠に出向くんですか?
伊達 いえいえ、なかなか忙しくて。サーキットも行きたいんですが……。
難波 行きましょう! 何なら今すぐにでも出発しますか!?
伊達 いやぁ、ツナギもないし家族とも折衝しないといけないし。
難波 何だかゴニョゴニョ言い出したぞ(笑)。まずは家族を連れて、サーキットに行きましょう。走行会の見学でもレース観戦でもOK.。みんなが真剣に楽しんでいる様子を知ってもらえば、理解も得やすいと思いますよ。
伊達 ですよねぇ。バイクは楽しい乗り物ですもんね。頑張ります!
難波 ショップの店長さんとしては、バイクの楽しさを伝える立場。そんなことを心がけていらっしゃいますか?
伊達 ファッションや利便性だけではなく、バイクならではの機能や操縦感覚を、より安心して楽しんでいただきたいと思っています。 お客さまのどんなバイクも、自分のバイクのように分け隔てなくかわいがる。そしてお客さまが笑顔になる。それが私たちの喜びなんです。
難波 だったらなおさら、サーキットを走って自分も笑顔にならなくちゃ!
伊達 ですよねぇ。でもこれがなかなかハードルが高いんだ(笑)。
難波 でも、家族の理解は、バイクライフを長く続けるためにとっても大切なこと。じっくりと頑張ってね。
伊達 難波さんに僕のバイクライフサポーターになってもらおうかな(笑)。


取材協力ショップ
YSP高井戸

東京都杉並区高井戸東3の36の38 TEL:03-5336-8198
営業時間/10:00〜20:30 定休日/毎週月曜日

「3〜11月はほぼ毎月1回のペースでツーリングを企画しています。お客さまの安全なバイクライフをサポートするのが私たちの使命。バイクにまつわるどんな心配事でもご相談ください。修理や点検でお持ち頂いたバイクも、プロとして細かなトラブルも見逃しません。安心してお任せください」(伊達店長)

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