vol.26 YSP上馬の仲間たちと

夏の気配を全身で感じて
濃厚な緑の中を駆け抜ける


一気に色濃さを増した緑の中、
北茨城周辺をツーリングしました。
走り応えのあるワインディングを満喫し、
海、川、ダムと水辺に立ち寄りながら、
めざすは「YSPカフェツーリング」です!
 都会を抜けて自然の中に入っていく過程も、また楽しいもの。今回は、東京・世田谷のYSP上馬を出発してすぐに首都高速に乗り、常磐道〜北関東自動車道ひたちなかICへ。東海村でアトムワールドを見学してから、山あいを抜けるワインディングを堪能し、YSPカフェツーリングが行われている道の駅「奥久慈だいご」をめざしました。
 朝6時半に都内を出発した時は、恒例の雨。でも北上するにつれて雨足は弱まり、晴れ間も覗き始めました。1日降られる覚悟でしたが、晴れると…暑い! でもやっぱりバイクはドライの方が楽しめますよね。
 1日雨と読んで下着(すなわちパンツ)の上にダイレクトにレインウエア着用という、かなりのチャレンジャーぶりを見せてくれたのは水野雅之さん。走りもチャレンジングなようです。

水野 去年の11月に、筑波サーキットの走行会に参加したんですが……。
難波 はい合格! (笑)
水野 スピードは遅いのに、ハイサイドを起こしかけてヒヤッとしたんです。
難波 かなり攻めてますね(笑)。今のスーパースポーツモデルは、600ccクラスでさえ、ケニー・ロバーツ・シニアが現役で走っていた頃のGP500マシンに匹敵するパワーが出ているんですよ。
水野 ひ、ひぇ〜。
難波 バンク中に、不用意にスロットルを開けると、ハイサイドを起こしやすいんです。しかも、速度域が低いほどスロットルを大きく開けてしまいがちなので、注意が必要です。でも、バイクがしっかりと起きていれば大丈夫。サーキットでは「早起き」が大事ですよ。実際、朝は早いしね(笑)。


 4輪メーカーでエンジニアを勤める田中雅樹さんからはこんな質問が。

田中 テストドライバーの言っていることが時々分からないことがあって、困っているんですよね〜。
難波 テストライダーやドライバーは、擬音を使っちゃダメ。僕もテストの時は擬音じゃなく、ちゃんとした言葉で説明してましたよ。例えば「あのコーナーではタイヤがダダダッとなる」という具合に。
一同 擬音じゃないですか(笑)!
難波 バイクはクルマよりもフィーリングを再現しにくい。ライダーの体重や、着座位置が違えばそれだけでハンドリングが変わるシビアさがあるんです。そこがまたバイクの面白さでもあるんですけどね。

 YSPカフェツーリングでYSPの仲間たちと交流を楽しみながら、バイク満喫のワンデーツーリングを締めくくったのでした。

 
北茨城は走りを楽しむ穴場。国道も快適ですが、ちょっと外れてみても意外な発見が。

高萩市横川の小山ダムは、今年共用が開始されたばかり。谷を抜ける風が爽やかでした。 YSP上馬の丁子店長(左)はかなり走り好き。お客さんとのライテク談義も止まりません。 東海村と日立市を結ぶ久慈大橋。久慈川ではマリンジェットを楽しむ姿も見られました。

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Shall We Go?
茨城県那珂郡東海村
意外と遊べる!? アトムワールド

 東海村は、日本で最初に原子力の火がともった村。現在も原子力発電所を始め、多くの原子力施設があります。でも、原子力ってナニ? というわけで、日本原子力研究開発機構・アトムワールド(那珂郡東海村村松4の33・木曜定休・入場無料)に足を運んでみました。よく分からないだけにちょっとスリリングな原子力の世界を学べる施設。童心に返って遊べる体験型アトラクション(というと大げさ!?)もあって、思わず長居してしまいました。
太陽電池で走る車は、どれだけ光を遮れば止まるか真剣に実験中。テストライダーの性!? 爆発的にエキサイトした、放射線作業用手袋に手を差し込める展示。ただの殴り合い!?

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武田 英世さん
TDM900('02)
水野 雅之さん
YZF-R1('04)
菅原 孝さん
XJR1300('04)

Assosiates
参加ライダー
from YSP上馬

スーパースポーツからクルーザーまで、幅広い車種が勢揃い。
TDM900が2台というのもツイン好きの僕にとってはうれしい驚きでした!
「もともとはSRX400に乗っていましたが、高速移動が多くなり、乗り換えました。妻とのタンデムツーリングを楽しんでいます」 「R1はデザインがカッコいいですよね。ロッシの勝負強さが大好きで、自作ステッカーも貼ってます。レースにも出てみたいな!」 「バランスがよくて乗りやすい。みんなXJRに乗ればいいのに(笑)。仕事は休めないのでコケないよう余裕の走りを心がけてます」

丁子 靖さん
XJR1300('02)
松本 哲也さん
YZF-R6('03)
森川 浩さん
FJR1300(('05)
田中 雅樹さん
TDM900('04)
「YSPスタッフとしてライテクを教えたり、教わったりするのに最適なバイク。意のままに操れた時の気持ちよさは格別です!」 「持て余すほどのパワーがイイですね。ツーリングや、もてぎや富士ショートコースの走行会に参加して600ライフを楽しんでます」 「このバイク、病気で亡くなった仲間の形見なんですよ。彼が亡くなる2週間前まで乗っていたFJR。大事にしなくちゃね」 「いつかは大型、という夢が叶いました。ツインは『走ってる〜!』っていう鼓動感や、独特のクセと味わいがあるところが好き」

ホッとひといき
YSPカフェツーリング
 今回の最終目的地は、道の駅「奥久慈だいご」で行われていたYSPカフェツーリング。全国YSP各支部ごとに行われており、ドリンクや記念品のサービスも。YSPの仲間たちとの触れ合いも楽しめるオススメイベントです!

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気軽に立ち寄れて味とムードを楽しめるカフェのようなショップ

 ツーリングに同行していただき、情熱的なライディングを見せてくれたYSP上馬の丁子 靖店長。お話を伺うと「普通ですよ」を連発するのですが、その裏には「普通じゃない」バイクへの深い愛情が込められているのでした。

難波 「普通」であることにこだわってらっしゃるそうですね。
丁子 ええ、コンプライアンス(法令遵守)を意識しながら、社会的に通用する価値観を持ったショップにしたいと思っているんです。「バイク屋だから」と甘えず、他業種にも負けないサービスをご提供したい。めざしているのはファミリーレストランでもなく、高級フランス料理店でもない。雰囲気がよくて料理はおいしく、なおかつ気軽に入れるカフェのようなショップなんです。エア圧チェックのような基本は、言われなくてもサービスしています。
難波 エア圧は忘れられがちだけど、すごく大事ですよね。うーむ店長、かなりのバイク好きとみた!
丁子 もちろん! でも、家族がいるのでなかなか、ねぇ。仕事でツーリングに行く時は胸を張って「仕事だ!」と家を出るんですが、たまにはプライベートで気兼ねなくバイクに乗りたい時もあるんです。
難波 分かる、分かる(笑)。
丁子 そういう時は、朝早く家を出て、箱根あたりをひとっ走りして、昼には家に帰る。これですよ。
難波 暗闇の中、ひっそりと出かけるわけですね。コンプライアンスを謳う割には、コソ泥みたい(笑)。
丁子 何てことを(笑)。そして午後は家族サービスですよ。
難波 長くバイクを楽しむために、もっとも大事なテクニックですね!


取材協力ショップ
YSP上馬

東京都世田谷区野沢4の17の7 TEL:03-5433-2530
営業時間/11:00〜21:00(日曜・祝祭日は10:00〜19:00) 定休日/年中無休

「『バイクに乗りたいけど、何に乗ったらいいか分からない』というビギナーから、コアなバイクファンの方まで、幅広いお客さまに満足いただけるショップです。ぜひ一度、お気軽にバイク談義でも楽しみにいらしてください。お待ちしております!」(丁子店長)

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