vol.28 YSP福山の仲間たちと


福山市出身の僕にとっては、
ちょっとした里帰りになった今回の旅。
今も残っている景色、昔とは変わってしまった景色…。
ちょっとしたタイムトラベル気分で、
仲間たちとの1日を過ごしました。

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1. RIDING
Q&A
Q.
ビッグバイクを操るには
A.
過信せずに自信を持とう

 今回集まってくれた仲間たちは、中型からのステップアップ組が多く、走りには余裕と安定感があり、安心して見ていられました。田中敏昌さんはFZ400、YSPスタッフの大元耕平さんはSR400、吉川寛和さんも400ccを経験しています。

難波 子供だって、ベビーカーから3輪車、そして自転車とステップアップしていくでしょう?(笑) バイクも小排気量で経験を積んで、ステップアップしていくのが一番安全だと思うんですよね。皆さんの安心感のあるライディングを見ていて、その思いを改めて強くしました。
 いきなりビッグマシンに乗ると、操る楽しさを知らずに、バイクに「乗らせてもらう」状態になってしまう。速度域も高いし、車重もあるしで、なかなか踏み込んだコントロールができないものなんですよ。
 やっぱり積極的に「乗る」「操る」ことを覚えるには、小排気量で、転ぶことが当たり前のようなオフロードライディングすることが一番! 低い速度でいろんな挙動を体験することができますから。
 こういう経験を重ねることが、自信につながって、その自信がゆとりを生むんです。おっかなびっくりでビッグマシンに乗っていても、余裕がなくてリスクが高まるだけ。もちろん過信は絶対に禁物だけど、小排気量車で自分で積極的にバイクを操る感覚を身に付け、自信を持つことは、安全への近道だと思いますよ。

大元 「バイクを操る」ってところでちょっと伺いたいんですが、コーナーでのオシリのずらし加減が分からないんです。どれぐらいずらせばいいんですか?

難波 コーナーのRやバンク角、旋回速度にもよるから何とも言えないんですが……、それもサーキットの話。少なくとも公道では、オシリをずらす必要はまったくないですよ! しっかり下半身でバイクをホールドして、目から少しでも先の情報を得るように心がけるようにしてね。

大元 そもそもサーキット走行では、何でオシリをずらすんですか?

難波 昔はタイヤのグリップが高くなかったから、今ほどバイクを寝かせられなかった。でも旋回性を高めるために、イン側に重心を持っていきたかったんです。タイヤのグリップが上がって、バイクを寝かせられるようになった今、トップライダーに大きくオシリをずらす人はほとんどいません。レーシングライダーのボディアクションは旋回のためではなく、どちらかというとバイクを起こすためなんです。そういう見方でMotoGPライダーたちのライディングを見ると、いろいろ気付くことも多いと思いますよ!

 



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2. 今日バイ
On Tour
変化に富んだ景色と味覚を楽しむ

 島に挟まれ、川のように見える穏やかな海。大小無数の島が浮かぶ瀬戸内海は、変化に富んだ光景が楽しめる名勝地だ。YSP福山がある福山市の中心街から約30分も走れば、瀬戸内の玄関口ともいえる尾道に到着する。
 各島ごとに見所があり、興味は尽きないところだが、はずしたくないのは瀬戸内ならではの海の幸。複雑な地形や潮の流れに育まれてきた魚介類は、どれも新鮮で絶品。島々を橋でつなぐしまなみ海道は、別名グルメ海道と称されるほどだ。タコ、カキ、アナゴ、アコウにメバルと、尽きることのない味覚を存分に味わえる。
 今も地元の人たちの足として愛されているフェリーを使ってのんびり海を渡るもよし、しまなみ海道を使ってスピーディーに島を駆けるもよし、さまざまなプランに思いを巡らせてみてはいかがだろうか。

しまなみ海道(西瀬戸自動車道)大浜PAでは、はっさく、たこすみ、そして塩の甘みを感じる水色のしおなみソフトが楽しめる。 尾道から向島に渡るしまなみフェリーを利用した。人とバイクで110円という安さ。有料の橋を渡るより安く、独特の風情を味わえる。 昼食は生口島・平山郁夫美術館そばの「お食事処ちどり」(電話:08452-7-0231)で「たこめし定食」。新鮮なたこを、たこめし、唐揚げ、刺身などでいただく逸品だ。2100円。

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3. 攻めろ!!
B Spot
母への思いで建立した寺 親孝行の究極スタイル
広島県尾道市瀬戸田町
耕三寺
B 級度
★★★☆☆

 芸予諸島の観光拠点としても知られる生口島。観光地の中心的存在が、今回我々が潜入した耕三寺である。この寺、建立されて30有余年と歴史は浅い。実業家として成功し、財を成した金本耕三氏が、女手ひとつで育て上げてくれた母の菩提を弔うために建立したそうだ。内部には日本の著名仏教建築の実寸大複製が所狭しと建ち並び、その様子はあたかも神社仏閣のテーマパーク。「西の日光」と称せられるのも頷ける。あまりに壮大な親孝行を前に、自らを省みてはいかがだろうか。

奈良・室生寺の複製である五重塔を複製してみた。この他、境内には京都御苑紫宸殿、法隆寺桜門、日光東照宮陽明門、平等院鳳凰堂など、さまざまな仏教建築物の原寸大複製が建ち並ぶ。
全長約350mの洞窟を巡る千仏洞地獄峡。川口浩探検隊気分が味わえるが、隧道に阿鼻叫喚の地獄極楽画図が展示されていたり、いきなり石像だらけの洞窟が出現したりと、結構怖い。
DATA
■住所:広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553の2 ■電話:0845-27-0800
■入館料金/1,200円 ■開館時間/ 9:00〜17:00 ■定休日:年中無

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4. Person in the
YSP
やっぱりバイクが好きだから
YSP福山
木村 和生
チーフメカニック
前列中央の河相社長から、時計回りにメカニックの桑田さん、卜部店長、チーフメカ木村さん、メカニックの大元さん、そして営業の妹尾さん。弾ける笑顔で出迎えてくれる。  

 岡山の整備専門学校に通っていた時から、バイクの仕事に就くこと以外は考えていなかった。父がバイク乗りで、後部座席に乗せてもらったのが、バイクの原体験。バイクに乗るのも、いじるのも昔から好きだ。
「メカっぽいものなら何でも好き。特にネジを締めたり緩めたりするのが好きなんです。もちろん走るのも好きだから、自分で組んだバイクでツーリングなんて、最高の気分ですよ」そう言って笑うのは、YSP福山でチーフメカニックを務めている木村和生さん。彼は自動車検査員の資格を持っている。
 YSP福山のサービスファクトリーは、広島県東部初の2輪専門民間車検場(指定整備工場)として中国運輸局の指定を受けている。国の検査場と同等の検査を実施できるため、より早く、そしてより安く車検に関する手続きを済ませることができる。
 指定整備工場として認定されるためには、設備や工具類の充実はもちろんのこと、自動車検査員の存在が不可欠だ。ショップとしての経営戦略に自動車検査員の資格取得が組み込まれていたから、不合格になってしまえば計画が1年延びることになる。緊張感の中で受験をした木村さんは、生来のメカ好きと努力が実り、見事に1回で難関を突破した。3年前のことだった。
「かなり勉強しましたよ。整備に関してはすんなり頭に入ってくるんですが、法律関連では苦労しました」
 資格を取ってからは、それまで以上に真摯にメカと向き合うようになった。ショップ全体がトータルでレベルアップしたことも、肌で感じる。
「メカをいじる時には念には念を入れて、しつこいぐらい見直します。オフロードを走る時には、ようコケるんですけどね(笑)」


取材協力ショップ
YSP福山

広島県福山市引野町5の26の3 TEL:084-941-2526
営業時間/10:00〜19:00 定休日/毎週水曜日

「お客さまからの信頼を第一に、特に整備には力を入れています。当店のサービスファクトリーは中国運輸局の指定工場。車検はもちろん、どんな整備でもご相談ください。また、ツーリングなどのイベントも開催しています。一緒にバイクを楽しみましょう!」(河相義則社長)

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