vol.34 YSP京都西の仲間たちと


バツグンの降雨確率の高さを誇る「今日バイ」、
今回はついに、出発時にチラホラと雪が!
どうなることかと心配しましたが、
午後には気持ちよく晴れ渡り、
季節の移ろいを肌で感じた1日になりました。

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1. RIDING
Q&A
Q.
サーキットと公道、ライディングはどう違う?
A.
サーキットでは限界を、公道ではマージンを

 YSP京都西に到着すると、空から白いものが…。「まさか雪じゃないよねえ」と触ってみると何やら冷たい物質だったので、念のため出発時間を遅らせ、店内でポジションチェック。その熱気からか、白く冷たい物質の落下量も減ってきたタイミングを見計らって出発です! バイクを楽しむ皆さんの心の温かさから、春の日差しも戻ってきました。質問も、「レースと街乗りで走り方を変えるのか」という問いを皮切りに、サーキットを意識したホットな内容の連発でした。

難波 サーキットと公道で決定的に違うのは、公道では絶対にオーバースピードでコーナーに進入しないようにすることです。走っているバイクの運動エネルギーは実は非常に大きくて、これを曲げるのは大変なこと。オーバースピードで進入し『アッ』と思った時にはもう手遅れなんです。特に重量のあるビッグバイクを、ライダーの技量でとっさにコントロールするのは非常に難しい。だからこそ、万一の事態に陥らないように余裕を持って、いち早く目から情報収集して先読みしながら走ることが大切です。
 一方で、レースの時はギリギリの走りをしますから、どうしてもオーバースピードになることがある。でもサーキットはコース幅が広いから何とかリカバーできるし、飛び出してもランオフエリアが用意されている。もちろん対向車も来ないしね(笑)。速度域は圧倒的にサーキットの方が高いけど、リスクは公道の方が高い。だから公道を走る時には、オーバースピードにならないよう一番気を付けています。
 公道では、「走っている自分を見ている自分がいる」というぐらいの冷静さを持って、スピードよりも的確な操作でスムーズに走るカッコよさを追求してほしいですね。それが末永くバイクライフを楽しむことにもつながると思います。


 YSP京都西に戻り、無事終了のあいさつを終え、ショップを出た後の夜道に、アヤシイ人影が…。「あのう、ツーリング中にどうしても聞けなかったことが」と切り出したのは、FZ1に乗る西川義徳さんでした。

西川 どうしても膝が擦りたいんです。
難波 おおっと〜、背後から来ましたね(笑)。膝ねぇ。無理して擦らなくてもいいんじゃない?
西川 そこを何とか(笑)。岡山国際サーキットを走ってるんですが、全然擦れないんですよ…。
難波 サーキット前提で話をすると、まずはしっかりとしたラインを走ること。膝が擦れない人の多くが、体をずらすことばかり考えてライン取りを忘れているんです。それから、コーナーによって膝を擦りやすい、擦りにくいがある。岡山だったら、1コーナー、2コーナー、最終手前のマイクナイトコーナーも擦りやすいかな。スピードが乗るロングコーナーほど、しっかりと荷重がかかってバイクを寝かせやすいんです。でも、膝擦りって結果的にそうなるだけで、目的じゃないと思うんだけど…。
西川 でも擦りたいんです!
難波 ちゃんとしたライン取りやサーキットスピードに慣れれば絶対に擦るんだから、大丈夫だってば(笑)。あわてない、あわてない。

バイクの楽しみ方は十人十色。でも、くれぐれも無理をせず、長〜くバイクと付き合ってくださいね!

 





自分に合ったポジションを創る
 200kg以上の重さがあり、高速で移動するバイクのエネルギーを、腕力だけでコントロールしようとしても無理。バイクの基本特性であるセルフステアを有効に使う必要があります。
 そこで大事なのは、いい位置に座ること。今のバイクなら、ステップに立ってからスッと腰を下ろすだけで、たいてい適切な位置に座れる設計になっています。でも、意識して座るか、何となく座るかでは大違い。下半身全体でバイクと一体になるよう心がけて。
 上体は、腕が伸びきったりハンドルに力が入ったりしないように。バーハンドル車なら体格に合わせたハンドル位置調整も可能です。ただし操作系はシビアな調整が必要な重要ポイント。YSPに持ち込んで相談してくださいね。

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2.今日バイ
On Tour
京都・美山
古き佳き山村を往く

 京都北部、福井県との県境に位置する美山町。府道38号線沿いの「かやぶきの里」は、その名の通り茅葺き屋根の民家が建ち並び、昔懐かしいのどかな田園風景が広がっている。 「劇的な見せ場満載!」「グルメ三昧でお腹ブチ破れ寸前!」といった今日的なハデな観光名所とは一味違う物静かな佇まいで、リアルな日本の原風景をそこはかとなく楽しむには最適だ。交通量は少なめで、道路も比較的良好に整備されており、走りやすい。
DATA
美山町観光協会
http://www.miyamanavi.net/
住所:京都府南丹市美山町安掛
電話:0771-75-1906

美山町自然文化村 河鹿荘
http://www.m-kajika.jp/
住所:京都府南丹市美山町中下向56
電話:0771-77-0014

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3. 攻めろ!!
B Spot
ダム堤体内部に潜入成功!!
京都府南丹市
日吉ダム
B 級度
★★☆☆☆

「ホワイトベースみたいじゃねえ!?」とガンダム好きな40代前半の取材スタッフが叫んだ日吉ダム。なんと堤体内部に立ち入り可能なのだ! テロ対策で平成18年7月まで閉鎖されていたという「インフォギャラリー」に緊張しながら足を踏み入れ、我々が見たものは!! …何があるかは行ってのお楽しみだが、いわゆる公共施設、だいたい想像は付くだろう。ただし例によって意外と遊べた。1階では「今ダムが決壊したらボクたちどうなるんだろうね」とワクワク感を味わえるし、エレベーターで3階堤頂部に上れば「ワッ!」と仲間を押すフリをして「やめろよ〜」などと友情を深めることも可能。最近疲れ気味の諸兄も、小学生気分を取り戻せること請け合いだ。
DATA
日吉ダム 水資源機構・日吉ダム管理所
http://www.water.go.jp/kansai/hiyoshi/
住所:京都府南丹市日吉町中神子ヶ谷68
電話:0771-72-0171
アクセス:京都縦貫自動車道、園部I.C.より約7km(案内板あり)


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4. Person in the
YSP
ヤマハを愛し続けて40年、
今もRZを楽しんでいます
YSP京都西
大西 康支
社長

「お見せするほどのものじゃないんですけどね」と照れながら、大西康支社長が見せてくれたRZ250は、'80年に鮮烈なデビューを飾り、その後の2ストスポーツブームの火付け役となった初期型だ。今もチャンバーから乾いたエキゾーストノートを弾かせる実動車で、ほぼ100%オリジナルが維持されていた。
「高校を卒業してヤマハの奨学生になって以来、40年ずっとヤマハ一筋です」と大西さん。
「手前味噌かもしれませんが、ヤマハはお客さまに新しい価値観を提案するバイクを作り続けています。私自身、RZには衝撃を受けたし、今もそれを引きずって所有し続けているわけですから」と笑う。仕事柄、いろいろなバイクを乗り継いできたが、RZが体に一番フィットするのだと言う。
「お客さまとツーリングに出かけるのが楽しみで。私にとっては仕事の一環ですが、走り始めて20分もすれば仕事だってことを忘れてしまう(笑)。乗っていること自体が楽しいから、仕方がないんですよ。バイクはバランスを取る必要がある乗り物だから、常に緊張感があって、他のことを考えていられないんですよね。その非日常的な感覚がたまらない」
 イヤなこと、ツライことは、2ストサウンドとともにどこかに置き去りにして、今も30代の時のような感覚でバイクを楽しんでいる。
 毎月第2日曜日の朝9時、YSP京都西の店先に足を運んでみてほしい。気持ちのいいバイク仲間たちが集まっているはずだ。
「決まった日にツーリングに行くことになっていれば、予定が立てやすいでしょう? 参加してもしなくてもいいから、気も楽でしょうし。どんなツーリングかって? それはもう、ずっと走ってばっかりですよ」
 その笑顔は実に若々しい。


取材協力ショップ
YSP京都西

京都府京都市西京区御陵谷町40の13 TEL:075-381-0251
営業時間/9:00〜19:00 定休日/毎週木曜日

「ヤマハのことなら他のどのショップにも負けないつもりで、サービスに取り組んでいます。スタッフはもちろん、当店に集まるお客さまは走ることが大好き。一緒にツーリングに出かけて、バイクライフを楽しみましょう。ご来店、心よりお待ちしております」(大西社長)

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