vol.38 YSP天白の仲間たちと


都会からのツーリングは移動距離が長く、
目的地が遠く感じます。
でも、いくら走っても走り足りないYSP天白の仲間たちにとって、
移動も貴重な「お楽しみタイム」だったようです。

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1. RIDING
Talk
サスセッティングとは違和感を消すこと

 名古屋市内のYSP天白を出発し、高速道路を快調にクルージング。途中お約束の雨に降られながらも約140kmを一気に走り抜け、伊勢に到着しました。さっそく走りのステージ、伊勢志摩スカイラインを堪能します。はやる気持ちを抑えながら、クールにライディングするのが公道での鉄則。でも、ひとしきり走りを楽しんだ後は、ホットな質問が相次ぎました。FJR1300に乗る伊藤基三夫さんに聞かれたのは、サスペンションセッティングについて。これはなかなかの難問です。

伊藤 サスセッティングって、どうやったらいいんですかね?
難波 ライダーの体格やライディングスタイル、それに好みによって求めるセッティングは大きく違ってくるんですよね。例えば僕が「コレ!」と思ったセッティングでも、大柄な伊藤さんが乗ったら「う〜ん?」となる可能性もあります。
伊藤 雑誌を見て同じようにセッティングしてみても、なかなかうまくいかんのですよ。
難波 だって、座っている位置からハンドルまでの距離だって、人によってだいぶ違うんですよ? ミリ単位で追求することだってあるバイクのセッティングで、10cmも身長が違えばこれはもう別物になって当然です。
 だから、まずは自分の感覚を信じること。これが出発点。そして自分のバイクで走り込む中で、どこに違和感や不安感があるかを見つけるんです。
 できるだけ場所を特定し、そこでの違和感を消す方向でセッティングするといいと思います。動きが激しすぎれば硬くする、乗り心地が悪すぎれば軟らかくする、といった具合にね。
 ただ、公道では路面状況が変わりやすいし、他の交通という不確定要素もあって通過速度も一定ではありません。だからあまりセッティングに気合いを入れすぎない方がいいかも(笑)。「乗りやすくなればいいな」というぐらいの気持ちで、気楽にね。

伊藤 FJRの場合の大まかな傾向はありますか?
難波 リヤサスの吸収性がいいので、ギャップを感じさせないのがFJRの特長です。でも、その分スロットルを開けた時にリヤがいつまでも沈み込み続け、フロントが軽くなりやすい。ビッグバイクはスロットルを開けた時の豪快な加速感を楽しみたいから、プリロードを硬めにセットするといいかもしれませんね。


 「今日もバイクで」では、多くの仲間たちからサスセッティングについての質問を受けます。でも僕が「このバイクならこのセッティング!」というハッキリした解答を言わないので、皆さん必ず拍子抜けするんです。
 バイクは繊細な乗り物ですから、人によってセッティングが異なるのは当たり前。「与えられた答で納得できるはずがない」というのが僕の持論です。せっかくの調整機構、いろいろ試して体感してほしい。一番大切なのは、自分で感じたインプレッションですよ!

 





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2. 攻めろ!!
B Spot
天気と時間を厳選せよ!
三重県伊勢市
伊勢・夫婦岩
B 級度
★★★☆☆

 男岩と女岩が長さ35mの大注連縄で結ばれた、夫婦円満の象徴。2つの岩の間に昇る日の出は格別とか、晴天なら富士山も望めるとかいう話で、実際絵ハガキなどを眺めると素晴らしい光景のオンパレードであった。が、我々が訪れたどよーんとした曇天および干潮時では正直なところ風情は今ひとつ。「ふ〜む?」とアゴをさすりつつ夫婦岩を後にした我々であったが、天気と潮回りによっては絶世の美景が拝めたかと思うと残念でならない……。
DATA
二見輿玉神社社務所
住所:三重県伊勢市二見町江575
電話:0596-43-2020

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3. 美食探検隊
Gourmet
Expedition
巡って楽しい伊勢うどん
疲れを吹き飛ばす松阪牛
松阪牛定食
伊勢自動車道
安濃サービスエリア(上り) 1580円
伊勢うどん
伊勢志摩スカイライン
朝熊茶屋 400円
「旨いものが食えるらしい」という評判がジワジワ浸透しつつある「今日バイ」が、ついに松阪牛に手を染めた。高速SAであることを忘れるハイレベルな松阪牛が手頃な価格で楽しめる「松阪牛定食」なら、ツーリングのモチベーションも倍増だ。純朴さが心に染みる「伊勢うどん」も捨てがたい。ふんわり柔らかく、でもほのかにコシと歯ごたえが感じられる麺は、絶妙な食感。店によって異なる独自の風合いを楽しめるのもいい。

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4. 古刹
をゆく
1600年の永きにわたり伊勢神宮の鬼門を守り続ける
「ロケ場所に困ったらお寺に向かえ」という格言に従い、今回訪れたのは金剛證寺。伊勢志摩スカイラインのちょうど中間地点付近に位置しており、エキサイティングな走りで高ぶった心を穏やかに静めてくれる静謐な空間だ。伊勢神宮の北東に位置しており、その鬼門を守る寺として知られている。あじさいや睡蓮などの花々に目を遊ばせていると、いきなり「おちんこ地蔵」などというアグレッシブな名称のお地蔵様が登場するなど、なかなかの奥深さ。1回100円で鐘がつけるのも見逃せない。
住所:三重県伊勢市朝熊町548
アクセス:伊勢志摩スカイライン伊勢・鳥羽入口より15分
電話:0596-22-1710
拝観時間:9:00〜16:00
境内拝観料:無料(宝物館500円/本堂内陣300円)

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5. Person in the
YSP
おもてなしの心を込めて
YSP天白
柴田 典生
店長

 機械いじりが大好き。特にエンジンに関しては「内燃機関」と呼ぶことにこだわるほど入れ込んでいる。過去には全日本モトクロスセミワークスライダーのエンジン整備を手がけ、勝つことに執念を燃やした。そういった経験を踏まえ、改めて内燃機関の奥深さを再確認している。
「セル1発でエンジンがかかることがいかにスゴイか。いつでも誰でも軽くボタンを押すだけで、エンジンがかかるんですからね! 本当に素晴らしいことですよ」と笑う。内燃機関の難しさを知る者ならではの言葉だ。
 メカニズムの素晴らしさを熟知しているだけに、店長職となった今も整備には誇りを持っている。
「きちんとした整備をするのは、私たちにとっては当たり前のことです」と柴田典生店長。「修理にも付加価値を持たせたいんです。どんなに完璧に修理しても、説明不足では意味がない。本当の意味で納得していただくために、お客さまとしっかり向き合ってお話しするように心がけています」
「プラスαの付加価値を持たせる」というのが、柴田店長の口ぐせだ。
「イタリアンモダンな店構えは、シンプルでありながらプレミアム感が高いでしょう? お客さまに、『ここで買ってよかったな』と思っていただくためのプラスαの付加価値になっていると思います」
 そう言いながら、バイク好きに共通する無垢な笑顔を浮かべる。
「インテリアはクールなんですけどね(笑)。でも、堅苦しくするつもりは全然ないんですよ。私もメカ好き、バイク好きの1人として、お客さまに対してはできるだけフレンドリーに接したい。立場上『お客さま』と言っていますが、『ライダーをもてなしたい』という気持ちでいっぱいなんです」
ショップスタッフとして職務を全うしようという思いと、ライダーとして仲間をもてなそうという思い。その2つが混ざり合い、過ごしやすい空気となって店内を満たしている。


取材協力ショップ
YSP天白

愛知県名古屋市天白区植田西3の905 TEL:052-803-2524
営業時間/10:00〜20:00(日祭は〜19:00) 定休日/毎週水曜日

「朝起きて天気がよかったら、自然に『バイクに乗ってみようかな』と思える。そんなライフスタイルをサポートします。長くバイクを楽しんでいただくために、安心の整備を始め、納得いただけるお付き合いをめざしています」(柴田店長)

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