第15回「大阪湾を渡り淡路島の海岸線を走る」
◎池田市より淡路島方面へ◎

今回は池田市のYSP大阪池田を起点に大阪湾の方向を目指し、海を越え淡路島へと向かう。当然フェリーを使う。個人的にはフェリーに乗るのは二度目の体験となる。船旅というのは何かしら心躍る部分があるが、ましてやマシンを連れての渡航。いやでも旅情をかきたてられる。そして明石港。通過してきた阪神高速道路の見事な復興ぶりには目を見張ったが、フェリーの小ささにも驚いた。4輪を20台。バイクを5〜6台もつめば一杯だという。考えてみれば、たった20分の船旅。大型フェリーをこの明石海峡に浮かべたら、舳先が対岸についてしまいかねない。
もちろん冗談だが、明石と淡路島を結ぶ明石大橋は完成間近。外観はほぼ出来上がっており、来年には開通するという。そうなれば便利になるのだが”島へ渡る”という旅情は幾分削減されてしまう。我々にしても淡路島への渡航ツーリングを楽しむのは、おそらく今回が最後。そう考えると、この短い旅が何か貴重なものに思えてきた。
さて、明石港を出港したフェリーはアッという間に岩屋港に到着。まずは江崎灯台下の公園へと向かい、フェリー乗場で買っておいたタコ焼きパクつく。明石でタコ焼きという正しい選択に満足しつつ公園内に保存されている”断層”を見学。自然が猛威を振るった大震災のすさまじさを実感した。その後、淡路島を一気に南下し、目的地の水仙郷を目指す。水仙はこの1〜2週間がピークということで、とりあえず旅の目的にしてみたのだが、そこへと向かうその道がよかった。
なにしろひたすら海岸沿いを走るから、コースのロケーションは申し分ない。島の東側の海岸を走ったので、往きはXJRのクラッチ側が海。前方のコーナーの、その向こうに海が広がる。冬の透き通った光を返して、きらめく水面を前に睨んでマシンを走らせる。やがて海が迫り、マシンを陸側へと傾ける。次のコーナーでマシンを切り返し、再び輝く海へと向かう。いつまでも続いて欲しいと思える心地よい時。走り続けたいと思える最高の時間。まさしくツーリングの楽しさを満喫。しんがりのメンバーが着いてこれなくなっていることに気づかぬくらいに・・。
やがて水仙郷に到着。咲き誇る水仙の花々に”なるほど”と納得しつつ、同じ道を引き返す。今度は往路半ばに位置する津名港よりフェリーに乗船。高速の混雑を回避し、一気に西宮へと向かう。約2時間の船旅だが、仲間と語らうことで、旅の余韻を楽しむことができた。あわただしい日帰りの旅ではあったが、今回はフェリーのおかげで、いつになく旅情緒に浸れた。わずかの疲れに満足しつつ、帰途へとついた。

YSP大阪池田→豊中IC→名神高速道路→阪神高速道路神戸線→若宮IC→国道2号線→明石港→明石フェリー→淡路島岩屋港→江崎灯台→断層→四国街道→灘黒岩水仙郷→津名港→甲子園フェリー→西宮港→YSP大阪池田

総距離300km(海路除く)

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YSP大阪池田
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