第17回「北陸の海岸線と能登島を走る」
◎富山市より能登半島方面へ◎

午前8時を回った頃、YSP富山東を出発。天候は快晴。度重なる悪天候のツーリングに”雨男”をささやかれ始めていただけに、この青空は有り難い。TRX850の赤もよく映える。とりあえずは氷見バイパスを抜け、千里浜へと向かう。この2Kmほどの砂浜は、車で走ることができ、オンロードバイクでも大丈夫だという。
その千里浜に到着。観光名所らしく、大型バスまで走っている。初めての砂浜走行にややとまどいながらも、波打ち際へとマシンを向ける。実際に走ってみると、思ったより砂は固く走りやすい。心地よい潮風に吹かれていると、波打ち際に”はまっている”乗用車を発見。コースを心持ち陸側へと移す。めったに味わえない砂浜での走りを楽しんだあとは、今回の目的地でもある能登島へと向かう。まずは能登大橋を通過。バイクは720円。”歩けば只”ということで”じゃあ、押していこうか”という冗談がつい出てしまうほど、やや高めの通行料。島の人たちも大変だ。
ところが、島での走りは意外に快適。美しい海の景色はもちろんなのだが、道がいい。1周10数Kmの小さな島に、こんなに楽しいワインディングが連なっているとは。走ってみたからこそ分かる”ツーリングの楽しさを実感”といったところだ。しかも一服したWeランドキャンプ場がまた素晴しい。七尾北湾に突き出した牧鼻岬にあるのだが、テントサイトから前方180度に海が見渡せる。
コテージなどの施設も充実。ぜひ家族連れで訪れたいと、事務所でパンフレットをもらってしまった。さらに島では、昔ながらの落ち着いた風情を残す泊の漁村を巡り、帰途へと着く。帰りはメンバーお勧めの能登立山シーサイドラインを選択。この海岸線からの眺めが、今回のツーリングを忘れられないものにしてくれた。
海岸線だから当然、見渡す限り海。太平洋とはまた違った、日本海の深い青が美しい。水平線の青空に白い雲が浮かぶ。そしてハッと気がついた。雲だとばかり思っていた”白”は、実は立山連峰をはじめとする北アルプスの山々ではないか。海と空の青の間に、雪を抱き白く輝く山々の連なりが浮かんでいる。壮大で神秘的な、正しく”絶景”と言える風景。あまりの美しさについつい見とれてしまい、マシンを止めて記念撮影を撮ってしまった。
この美しい風景が、富山市にまで至る20Km程の海岸線に延々と続いている。聞けば、海越しに3000m級の山々を望む風景は、世界的にも珍しいとのこと。なるほど、なかなか得がたい体験だったのだ。ツーリングの魅力は幾らでもあるが、今回はそのひとつ”景色”を満喫。その絶景が、このツーリングを生涯の思い出に残るものにしてくれたようだ。

<今月のツーリングコース>
YSP富山東→8号線→415号線→千里浜→能登道路・能登大橋→能登島→能登広域農道→Weランドキャンプ場→泊→能登大橋→「秀よし」→能登立山シーサイドライン(160号線)→8号線→YSP富山東

総距離約220km

協力ショップ
YSP富山東
参加ライダー

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