華やかな観光地に暮らしの息吹。浜名湖を再発見
起きだしてみると、まだ外が暗い。天候のせいもあるが、今回はいつになく早起き。スタートが、距離にして50Km程度の豊川市。大雑把に言うと浜名湖を越えたちょっと先といった、いわばご近所。自宅からの出走となったのだが、逆に慌ただしい。ともかく約束の20分程度前にショップに到着。ところが、スタッフはおろかまだメンバーたちの姿もない。結局、一番乗り。
コースについては、渥美半島あたりも考えたのだが、“お膝元のご案内を”ということで“ご近所”浜名湖周辺コースを取ることになった。
さて豊川市から県道4号線を一路東へ。ちょっとした峠道楽しんでいると、あっという間に浜名湖は松見ケ浦に到着。当地のヤマハマリーナを訪問し、“この辺、ぼくの船だから”などと、たわいない冗談を交わす。
湖沿いにXJR1200を走らせ次の目的地、新居の関所へ。まあ所在くらいは知ってはいたが、じっくりと見学するのは初めて。現存する唯一の関所と聞いて、認識を新たにする。
そして弁天島から浜名湖大橋。見慣れた湖の景色が続くが、ツーリングライダーの目で改めて見てると、なかなか趣のある湖。ちょっとした再発見。
有名な観光地だから、ホテルやアミューズメント施設は当然多い。ただ鰻の養殖場や、あるいは漁をする小舟が水面に浮かんでいたりと、土地に暮らす人々の匂いが、色濃く立ち込めている。“地元”の一人としては、この湖への親近感が少し増したようだ。
大橋からそのまま館山寺道路へと入り、浜名湖一の眺望を誇る天草山の頂上へとマシンを向ける。この一等地に居を構えるのが国民宿舎“かんざんじ荘”。浜名湖辺りなら大抵の所からこの宿の建物が見える。つまりそれだけ見晴らしのいい高所にある。宿のおばちゃんに尋ねてみたら、4か月先まで予約で一杯だとか。全国でも一、二を争う人気の国民宿舎なのだ。
実際、浜名湖を見渡すその眺望は素晴らしく、淀んだ空が恨めしい。“降られないだけマシ”と思っていたらぽつり、ポツリと雨粒が落ちてきた。
それでも、地元ながらの訪れるのは2回目の浜松城に皆を案内する。見慣れた街並み、自分の庭みたいなところを、マシンを引き連れてツーリングするというのが何とも可笑しい。
そそくさとお城を後にし、次に馴染みの鰻屋に皆さんをご案内。実は昨日もヤマハの関係者をお連れしたばかり。“また来ました”と、近所なだけに今度は何だかこそばゆい。
最後は“せっかくだから”という皆のリクエストに応えて、わがタイラレーシングへ。バイク談義に花を咲かせた後、5分と掛からぬ浜松西I・Cからメンバーと共に豊川へ。
行ったり来りの慌ただしいツーリングだったが、完全なホスト役というのは今回が初めて。毎回地元を案内してくれる人達の気持ちがやっと分かった。結構、大変だったんですね……。
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