YSP YAMAHA SPORTS PLAZA

第38回
うららかな伊予の道、古の街を訪ねる

風道浪漫

松山市より内子方面へ
松山市より内子方面へ

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古い街並みと、段々畑、静かな海。懐かしい伊予の道

  今回は愛媛県松山市のYSP松山東を起点に、伊予の国に風道(かざみち=ツーリングルート)を追う。 初冬の四国路は未だ穏やかな気候。大正の街並みを残す内子町の風情に心を和ませ、瀬戸内の海岸線に のんびりとマシンを走らせた。名泉、道後のお湯とともに、文字通り心と身体を和ませる穏やかな旅となった。

伊予の国は松山。俳人、松岡子規の故郷であり、夏目漱石「坊ちゃん」の舞台。文学の香り漂う由緒 ある城下町だが、私としてはまず温泉を押さえたい。あの古式ゆかしい、本陣風の公衆浴場で有名な道後温泉だ。
  かつて私の“入ってみたい温泉”の一番手で、春にその夢が叶い、今回は2度目の来訪。ここのお湯に浸かる ことも、今回の大きな楽しみだったのだ。
  “いっそコースに入れるか”という案も、あるにはあった。“ツーリング途中で温泉で一服”というのは積年 の夢(大げさか)。ただ時期が悪い。湯冷めが心配だ。
  というわけで、ツーリング前日に松山入り。道後に宿を取り、温泉浴を堪能させてもらった。
  さて明けてツーリング当日は、青空の半分ほどに雲が掛かるという、まずまずの天候。それでも前回の、 信州路の寒風を考えれば、嘘のような暖かさ。まさしく春を思わせるような陽気で、これならもっと長めに コースを取っておけばと思ったほどだ。
  実は、今回は私がナビゲートしようと、春に走ったリターンツーリングのコースをトレースする計画を 立てた。前回は日曜のツーリングとあって、目的地の内子町をゆっくり散策することができなかった。 趣ある古の街並みに、心を残しつつ、立ち去ったのだ。
  そこで今回再度の同一コース。ただし考えてみれば、前回のマシンはマジェスティ。そのコースを今回は XJR1300で走る。ちょっと距離的に物足りないが、出先でのんびり過ごすこととした。
  まずは松山自動車道へ。すると早くもアクシデント。前を行くTDMの車高がいやに低い。止まって確認 すると、案の定パンク。とりあえず待ち合わせの場所を決め、TDMの彼は修理の為に引き返すことに。 運が悪いとしか言いようがないが、料金所手前で気づいて、まだ助かったのだ。
  そして内子の街。見どころは、白壁の古い民家や土蔵が立ち並ぶ懐かしいその風情。もちろん意識的に 保存されているのだが、“テーマパーク”的なわざとらしさが無いのがいい。古いながらも建物や街並みに 人の気配が色濃く漂い、街の息吹が感じられるのだ。
  その時の止まった街並みの狭い路地に、今回はビッグマシンを乗り入れてしまった。平日で道行く人影も 疎らだったせいだが、ちょっと騒々しかったか…。
  古の街で十分に和んだ後は、海岸線の道を辿り帰途へとつく。思えば“風道”で瀬戸内の海を眺めるのも、 何回目になるのだろう。相変わらず水は澄み波は穏やか。すでに懐かしい景色ですらある。見上げれば点々と、 ミカンの黄色が段々畑に映える。伊予の道は、どこか懐かしい。
  帰ったらまた温泉に浸かり、懐かしさの訳でも考えようか。

海岸線
道後温泉・涅槃仏
漁火セット
内子座
風道ツーリングトーク
● 風道ツーリングトーク
参加ライダー
● 参加ライダー

● 今回のツーリングコースマップ

協力ショップ
● 協力ショップ
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