YSP YAMAHA SPORTS PLAZA

第39回
溶岩道路と桜島大根 息づく南国の大地を行く

風道浪漫

鹿児島市より佐多岬方面へ
鹿児島市より佐多岬方面へ

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異形の溶岩の道。海を渡る風、穏やかな南国の風

今回の舞台は南国鹿児島。“九州のしっぽ”大隅半島に風道(かざみち=ツーリングルート)を追う。 目指すは本土最南端の佐多岬。やや曇りがちの天候だったが、往路と復路で、それぞれ別ルートのフェリーを利用。 海を渡ったことで、おのずと気分も盛り上がった。いつもながらの日帰りだったが、旅情緒を存分に味わえるツーリングとなった。

  南国、鹿児島。錦江湾に桜島がポカリと浮かぶ風情は改めて見ると、かなりの偉容。その櫻島から たなびく煙が、息づく大地を思わせ、土地の活力を象徴しているよう。
それにしても立派な街ではないか。56万都市だというから我が浜松と規模は変わらぬはずだが、ビルは 高いし街は活気にあふれている。街を行く路面電車も懐かしい。これだけの都市ながら風情を語る余裕すら あるのだ。さすが西郷隆盛の薩摩鹿児島。行政のお陰というよりは、桜島がもたらすエネルギーのせいだと考えたい。
  そしてツーリングの朝。わずかに気持ちが騒ぐのは、昨夜の芋焼酎のせいばかりではない。今回はのっけから 海を渡るのだ。
  市内のYSP鹿児島を出て、走ること数10分。早くも鹿児島港に到着。桜島フェリーに乗船する。 愛車とともに海を渡る、こう考えただけで心が浮き立つのは、やはりツーリングライダーの条件反射だろうか。
  ともかくフェリー。デッキにて目指す桜島を眺める。ゆらゆらと視界一杯に桜島。笑ってしまうほどの 好シチュエーション、いい眺め。笑みも終わらぬうち、10分程度で桜島港に着岸。目指す溶岩道路へと走り出た。
  それにしても、そのゴツゴツとした溶岩が、道路脇まで迫り来る情景は、ちょっと異様。じっと眺めると 不気味ですらある。路面には薄く灰の気配。決してほかの土地ではお目にかかることのできない、桜島ならでは の光景だ。
  右に錦江湾、左に大正溶岩を見ながら桜島を通過、陸続きに大隅半島へと渡る。大隅半島に入ってからは、 海と素朴は港町の風景が続く中、一気に南下、本土最南端は佐多岬を目指した。
  そして佐多岬大泊より佐多岬ロードパークウェイへ。この有料道路がよかった。道より見渡せば、 シュロやソテツといった亜熱帯の樹木が生い茂り、南国情緒をかもす。
  なにより走りやすいワインディング。交通量もほとんど無い。今回、初めて乗ったTDMだが、タンデムだから コーナーはそこそこ。それでも実に気持ちよく走れる。このマシンはツーリングでかなり“使える”。
  ともかくこんな道を、いつでも走れる環境があるのだ。その気になれば、いくらでも腕をあげられるだろう。 大型初心者の、諏訪園さんのフォームがぴたりと決まっているのは、このうらやましい環境のおかげかも知れない。
  そうこうしているうちに佐多岬。太平洋と東シナ海が出合うことから“恋人岬”と呼ばれる。なるほど濃い緑と 小島を望む海の景色に雰囲気がある。
  リヤの彼女とタンデムツーリングなら、その辺をじっくり語り合うところなのだが…。

桜島大根・フェリー
お刺し身定食
佐多岬
風道ツーリングトーク
● 風道ツーリングトーク
参加ライダー
● 参加ライダー

● 今回のツーリングコース

今回ツーリングマップはありません。

● 協力ショップ
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