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今回は東京都小平市のYSP小平をスタート。
関東地方の風道 (風道=ツーリング・コース)としては、すっかりお馴染みの富士五湖方面へとマシンを向けた季節は梅雨。連日の雨模様に、天気が心配されたが、当日は“くもり時々晴れ”といった上々のコンディション。人気の観光コースを巡ったが、平日とあって行き交う車もまばら。緑の映える初夏の景色を、のんびりとクルージングすることに。むしろ語らう道々に心を和ませる、穏やかなツーリングとなった。
国立府中インターチェンジから中央自動車道は入る。諦めてた天候も、梅雨の狭間といった機嫌のよさ。高尾を抜けて相模湖へと向かう周りの景色が楽しい。
約50kmほど走り、休憩をとるため談合坂PAへ。メンバー達が三々五々と、パーキングエリアに入ってくる。見ているだけで楽い。ちなみに私は一番乗りだ。XV1600ロードスターという渋い選択なのに、なぜだろう。
パーキングの心地よいベンチで缶コーヒーを飲み、バス遠足の小学生達に邪魔されながら、記念撮影。今回は、それぞれが勝手知ったるコース。 ゆったりとした気分で途中休憩を楽しんだ。
やがて中央道に戻り大月Jctを左折。河口湖インターを目指す。いつものことながら、大月を左折してしまうと、急に交通量が少なくなる。走りやすくなって快適なのだが、ついつい飛ばしてしまう“危ない”
道でもある。
覆面パトカーにキャッチされたグレーのスカイラインを発見。両車のドライバー達が路肩に車を止めて語らっている。皆は大丈夫か?と思う間もなく、河口湖インターへ到着。メンバーを待つ。その時携帯に不吉な呼び出し音。どうやら路肩で語らっているらしい。むしろ事故が心配だったメンバーたちの顔がほころぶ。
10数分後、問題の“語らう” 彼が到着。無事を祝いつつ、本人以外は皆明るく、湖畔の道へと向かう。河口湖をかすめ、西湖へとマシンを向ける。ちょっと曲がった道を楽しくクルージング。
タンデムだから、ペースを落とし、あくまで静謐な湖畔の景色を楽しむ。時折カリカリとステップを削る。V-MAXの“語らった” 彼だろうか、後方からもカリカリカリ。時折湖畔の静寂を破るガリガリッという音。レプリカ系がじれているのだ。
ひとまずマシンを止め、西湖に釣り糸を垂れる頬被りのおじさんと、おじさんのウキを眺める。急ぐ道でもない。メンバーたちと語らいながら、1時間近くも岸辺に佇んだろうか。風もなく水面は穏やか。おじさんの釣果もない。
お昼を過ぎるころ、おなかも空いたと、再び静かな湖畔にマシンの音を響かせる。本栖湖を過ぎ、朝霧高原へ。
この高原辺りにマシンを乗り入れるのは初めてだが、なかなかいいではないか。雨の季節を迎え、いっそう緑を濃くする木立の精気と、丘を作り、地平線まで伸びる牧草の緑が匂い立つ。富士を渡り樹海を抜ける風も心地よい。メンバーたちもそうなのだろうが、今回のコースは、決して目新しい道ではない。でもだからこそ、のんびりと道中を楽しめているようだ。
望むらくは、V-MAXの“語らった” 彼が、この爽やかな風に心を和ませていれば、いいのだけれど…。
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