YSP

風道浪漫

第52回
早春の房総半島、風ぬるむ花の道を行く

船橋市より館山方面へ

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 今回は船橋市のYSP船橋東が起点。アクセスに自動車道を活用しながら、一気に房総半島を南下。温暖な南房総の地に風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。訪れた館山から千倉へと至る海岸線の道は、両脇に植えられた菜の花と、続く名物の花畑。天候に恵まれたお陰もあって、いち早く春の風情を楽しむ、うららかなツーリングとなった。

  港町の風情と、海岸線を飾る花。春の息吹

 前日に現地入りの予定で、浜松を出る。天気は上々。明日の天気予報も晴れ。いつもの東名高速ながら、ジャケットに突き刺さる寒風も、いくぶん和らいだ印象だ。今年も、まもなく心地よいツーリングの季節が巡ってくる。

 そして船橋で迎えたツーリングの当日。天気予報を信じつつも、それでも心配した(笑)。天候は晴れ。渋滞に巻き込まれたスタッフ車を待つ間、メンバーたちと話をしたが、交差点の角に位 置するショップの店内は明るく、メンバーたちも人懐っこい。

  高速道路に乗ってしまえば、目的の館山周辺までは、たいした距離ではない。のんびり語らいながら、スタートの気分を楽しんだ。  ところが走り出してみると、“市内は混む”というメンバーたちの言葉に誇張の無いことが分ってきた。なかなかインターにたどり着けないのだ。船橋港が近く、企業の倉庫群もある。必然的にトラック等の通 行量が多く、平日は混んでしまうのだとか。
 私はゆったり乗っていられるXJR1300だから構わないのだが、R1やR6は、ちょっとしんどそうだ。

 そうこうしつつ、やっと東関道の花輪ICに到着。京葉道を経て、館山道に乗り入れた。
 木更津南ICで自動車道を降り、127号線へと入る。既に潮干狩りが始まったという宮津岬辺りを通 過。右手に浦賀水道が見え始め、シールドを撫ぜる風に、かすかに潮の匂いが漂い始めた。なるほど、ここが大平洋へと突き出した房総の道であることを実感。心持ち風もぬ るんできたようだ。
 127号線に入ってからは、時折右手に見える海の青を眺めたり、あるいは小型の漁船が浮かぶ漁港の景色を楽しんだり。
  コンブ拾いのオジさんだろうか、浜を歩く人がいる。あるいは座り込み、網を繕う人々。古い港町の風情を残す家並みと、そこでの暮らし。子細に眺めれば、なるほど房総ならではの風景が発見できる。これも町中を走る一般 道ならではで、国道ながら時折狭く、あたかも込み合う、宮津辺りの道のおかげでもあるのだが…。

  10Kmにも満たない、宮津館山道を抜け、ようやく館山市内へと入る。賑わう市内を抜け、今回のメインルートである房総フラワーラインへと入る。
 すでに半島の先端を通過。ここまで来ると、さすがに風の温度が違ってくる。
 うららかな早春を思わせる天候の中、快適なフラワーラインを走る。道路の両脇には綿綿と菜の花。海岸沿いを走るなだらかなアップダウンに、春を告げる黄色いラインが続く。時折、対抗車線にツーリングライダーの姿。屈託の無いピースサインに、こちらも大きく手を上げて挨拶を返す。

  いい天候に、いい道いい景色。そして出会えた見知らぬ 仲間たち。ツーリング気分は上々である。

 

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP船橋東


● 今回のツーリングコース

一度は走ってみたい房総フラワーライン

平日に限ってだが、船橋市内は混みがちで自動車道に乗るまでが大変。京葉道路を経て館山自動車道の終点、木更津南ICまでは比較的快適だが、自動車道を降りると国道127号線は再び混む。宮津竹岡からは短いながらも宮津館山道路に入ったほうがアクセスは短縮できる。館山を過ぎれば、さすがに混むことは無さそうで、千倉へと至る海岸線の房総フラワーラインは極めて快適なオススメの道。

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