YSP

風道浪漫

第56回

快晴の蔵王、極上のワインディングより絶景の山寺へ

山形市より蔵王高原方面へ

 

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 今回は山形市内のYSP山形西をスタート。地元ライダー推奨の蔵王高原に風道(風道=ツーリング・ルート)を追う。季節は絶景の初夏。そして恵まれた雲ひとつない晴れ渡った空。エコーラインと呼ばれる高原の道は、両脇を木々が覆い尽くす緑のトンネルから、周囲の山々を見渡す絶景の高原へと続く、極めて快適なワインディング。訪れた御釜、山寺からの眺望にも満足。ツーリングの楽しさを実感させる心地よい旅になった。

最高の天気と極上の道。心地好い高原の風

 8時30分を迎えたところで山形市内のショップをスタート、蔵王高原を目指す。市内の通 勤ラッシュもなく、ほどなくバイパスへと入る。気がつくとビルの姿が消え、さらには人家もまばらに。道行く車の数も減ってきた。やがて、一気に緑が濃くなる。 何という恵まれた環境だろう。

 市街からほんの20分やそこらで、この豊かな自然。水田に揺れる若穂の緑。ようやく迎えた盛りの季節に、萌え出ずるといった風情の野の草、山の緑。さらには満ちの両脇に若葉が揺れる木立が迫り、まさしく風に緑が匂い立つ。

 そしてここが大切なのだが、見上げれば、どこまでも続く紺碧の空。澄んだ朝の天気に、雲ひとつない青が広がる。そう、今日は快晴なのだ。

 これほど心地好い走りも久しぶりではないか。快適な緑のワインディングに、こちらもまたご機嫌なXJR1300の小気味良い排気音が響く。至福の瞬間。これぞツーリングと内心ほくそ笑む。

 あまりの気持ち良さに、集合場所と決めた見晴しのいい駐車場を通り過ぎてしまった。後続メンバーのクラクションに照れ笑いで引き返す。マシンを停め、ヘルメットを取る。絶好のツーリング日和と素晴らしい道に、地元ライダーたちの顔も晴れがましい。車座に座り、語らいながらの一服。青空の向こうに、雪を抱いた吾妻連峰が見えていた。

 しばし休憩の後、さらなる蔵王の高みを目指す。つづら折りに、タイトなコーナーが連なるハイラインと呼ばれる道を走る。その名の通 り、空へと駆け登るかのような絶景の道。道わきの残雪が目映く輝く。

 やがて山頂の“御釜”に到着。火口湖の景色を楽しんだ後、下りの道に入った。さすがにお昼も近くなると、観光の車で道も混んでくる。マイクロバスに道を塞がれ、のんびりと下りのワインディングを流す。十分に走りを楽しんだ後だけに、焦る気持ちはない。

 次いで山形道に乗り山寺へ。その山寺。我が足で、千余段という石段を上ったが、遥か下方に、蔵王へ連なる山々と我が走りし道。聞きしに勝る眺望である。

 極上の道を楽しんだ、その走りの余韻と相まって、すでに感動的である。

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP山形西


● 今回のツーリングコース

市内より好アクセス。走りも楽しい蔵王高原

山形駅近くのショップから13号線に入り蔵王のエコーラインへ。市内はほとんど渋滞もなく13号線の流れもスムーズ。蔵王高原のエコーラインは緑溢れる快適なワインディング。平日の午前中ならば交通 量も少ない。ただしハイラインで結ばれる御釜付近は、人気の観光地だけに平日でもそこそこの人出と交通 量。ワインディングを楽しみたいのならタイミングを考慮。蔵王から向かうと山寺付近の道は急に狭く複雑になるが、分岐ごとに表示があり問題ない。

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