YSP

風道浪漫

第60回
しまなみ海道を走り、紺碧の海と島々を巡る

広島市より生口島方面へ

 

写真をクリックすると
拡大してご覧いただ
けます。

 

 今回は広島市内のYSP広島南をスタート。瀬戸内海の島々を風道(かざみち=ツーリングコース)を追う。まずは山陽自動車道にて一気に尾道へ。その尾道から島々を10の橋でつなぎ本州と四国を結ぶ“しまなみ海道” へと入った。目的地は生口島。当日は天候に恵まれ、紺碧の海を眺めながら心地よい潮風に吹かれる、まさしく“海上” を巡る旅となった。

 島々を結び、海をいく道。海風の道

 霞がかかった山陽自動車道をそこそこのペースで通過。福山西インターより、しまなみ海道へと入る。尾道より瀬戸内の6つの島を結び、四国の今治へと続く、まさしく海の道。'99年開通 となった、この道を走ってみることも、今回の旅の目的である。

 そのしまなみ海道の入り口、尾道より向島へと続く新尾道大橋を渡る。 視線を海へと向ければ、やや下方に島を結ぶ旧来の橋。海からの照り返しを受けて光の中にそのシルエットを見せている。

 もしろん一般道である。その橋の中央、歩道部に自転車を止め肩を並べて立つ制服姿の2人の男女。なるほど映画のロケ地として有名な土地。どこか懐かしい港町の風情や海の佇まいとあいまって、何げない景色が妙に絵になる。

 さらに因島へと入り、生口橋より生口島へ。瀬戸内の情緒に浸りつつ、インターを降り、目的の島へと入った。

 地図で見たときには小さく思えた島ではあるが、走ってみると、意外に大きい。至るところで宅地への造成が進み、また新しい家もちらほら見える。

 ただし、道が海岸に近くなると、その景色が変わってきた。いかにも歴史を思わせる古めかしくも、未だに人の息吹を宿す木造家屋が軒を並べ始める。郊外の家々よりわずかに軒が低い。屋根が近くなり、家屋の壁が迫り、道が狭くなる。

 もちろんペースが上がる道ではない。と言うより、そもそも遠慮しつつソロソロと静かな港町を抜けて行く。

 やがて港を離れると、こんどは左に紺碧の海、そして右には山の丘陸に沿って上へ上へと広がるミカンの畑。今日は晴天。海と空の濃い青と、ミカンの葉っぱの濃い緑。点々と黄色く色づき始めたミカンが輝いている。なんとも美しくものどかな風景。深まる秋にあって、風すらなお暖かい。

 島を巡り再び港へと戻る。港の護岸にマシンを止め、風情を堪能しつつ、まず一服。

 海を眺め、風に吹かれ、懐かしい家並みを振り返る。そして仲間と語り合う。

 マシンを走らせながらも強く感じていたのだが、何とゆるやかに流れる時間だろう。これぞまさしく映画的な豊饒な世界。ツーリングならではの濃密な時間の経過を楽しむ。

  うららかな午後。港に曵かれた小船に乗って、いつまでも波間に揺られていたい気分である。

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP広島南


● 風道ツーリングトーク

● 今回のツーリングコース

行きは大橋を通過、帰りはフェリーを使用
広島市内のショップを出て広島東ICより山陽自動車道へ。福山西ICまで走り、松永バイパスを経て高須インター北より、しまなみ海道(本州四国連絡道路尾道・今治ルート)へと入った。まずは新尾道大橋を渡り向島へ。向島を通 過し因島大橋を渡って生口島へ。生口島北ICで降りて瀬戸田港へ。そのまま海岸線の道路を走って島を半周。島を横断する形で瀬戸田の町へと戻った。帰りは因島えとフェリーで渡り同一ルートでショップに戻った。

Copyright(C) 2000 YSP Members Club.All rights reserved.