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第65回
埼玉県・上福岡市より神流湖方面へ 快適な湖畔の道を走り、塩ノ沢の峠に和む
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最近、観光地として賑わいを見せはじめているのが鬼沢町や上野村といった群馬の山里だ。その神流湖を中心とし神流川に沿った景勝の道を走る。特に湖畔の道は快適で、周囲には吊り橋や鍾乳洞、あるいは恐竜博物館などの観光施設も多い。名所と走り、共に楽しめる充実のツーリングとなった。 渓流を愛で、峠にて山里の和みに浸る スタートの朝は薄曇り。しかも夜半にかけて崩れるという天気予報だ。埼玉から群馬にかけての今回のルートは、特に知られた観光地おいうわけでもなく、何やら地味なツーリングになりそうな予感もあった。ところが、この群馬の奥地を巡るツーリングが、思いもかけず心に残る楽しい旅となったのだ。 まずは上福岡のショップをスタート、すぐに関越道へと入る。高速を30分程走ったのち、集合場所に定めた本庄児玉 の料金所にてメンバーが揃うのを待つ。 高速を無事通過した後は、寒桜で知られた鬼石町へと入り、奥多野花街道と呼ばれる道を走る。時折見られる「こんにゃく」の看板、あるいはダルマのモチーフ。なるほど、ここは群馬の地なのだ。前方の高みに霞む残雪の山々を望みつつ、一路神流湖を目指した。 途中、渡るべく橋の名前をふと見ると「時雨橋」とある。降らなきゃいいな、と灰色の空を見上げる。見渡す限り生い茂る杉林のせいだろうか、幾分花粉で空が黄色いような……。 やがて前方に巨大なダムの防壁が現れ、道が神流湖のほとりに沿って、うねうねと曲がり始める。コバルトブルーの湖面 を眺めながら、ブルーのXJR1300を軽やかに踊らせる。ペースが上がる道ではないが、実に気分よく走れるではないか。残念ながら並木の桜は、ちょっと時期が早いが、こういった地図では見分けられない快適な道を見つけることも、ツーリングの面 白味なのだ。 やがてダム湖に掛かる赤い金比羅橋でしばし休憩。湖畔の景色を楽しんだ後、最近観光地として開発が進んでいるという上野村方面 を目指す。 途中、天空回廊に鍾乳洞、さらにはこの地で発掘されたという恐竜の化石等の展示館など見所が続くが、とりあえず通 過。今日の折り返し点である塩ノ沢峠を目指す。まずは、その峠のうどん屋で腹ごしらえをしようという訳だ。 そして山間の隘路をぬってたどり着いたうどん屋。寂れてはいるものの、どこか風格ある外観に納得しつつ暖簾をくぐる。すると店内には、何と掘りごたつ。春近しとはいえ、天気のせいもあって、峠の風はまだまだ冷たい。見れば小雨がポツリポツリ。 おばちゃんの暖かいもてなしとボリューム満点のうどんを戴き、もはや店を出る気は無いのである。 |
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● 今回のツーリングコース
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