YSP

風道浪漫

第68回
山形市より大石田方面へ
初夏の山形路、そば街道を走り、さくらんぼの里に遊ぶ

 

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 毎回天候の心配されるこのツーリングであるが、今回は雨の予感を裏切る好天で、後半には一足早い夏を思わせる強い日差しが降り注ぐ。季節がら緑の濃い時期ではあったが、前日までの雨のお陰で山々や田畑の緑がいっそう萌え立ち、緑の大地を輝かせる。道沿いに蕎麦屋の点在する「そば街道」の風情もなかなかで、緑の風香る爽やかなツーリングとなった。

緑の中のまっすぐな道、風情あふれるそばの道

 前日の天気予報によるとツーリング当日の降水確率は50%以上。正直言って多少諦めてもいたのだが、山形の朝は爽やかで、雲間に晴れ間させも見えている。いつもにも増して晴れ晴れしい気分でショップをスタートすることができた。

 まずは112号線を北上し、月山方面へと向かう。
 やがて市内を抜け、奥羽山脈や出羽丘陵といった山々に囲まれた寒河江のあたりを通過する。田畑の緑に丘の緑、河川敷からの堤防の道すら緑の草に覆われている。盆地をなるそのお盆の内側一面が濃い緑に覆われ、草萌える季節が匂い立ち、風が香る。
 その緑のお盆の真ん中をまっすぐに突き抜けて行く長い道。

 まるで北海道の原野を行くような、むしろどこか人の息吹きが感じられる分穏やかで懐かしくもある山形の道を走る。XJR1300のいつものブルーさせ、今日は一層鮮やかだ。
 その心地よい道を楽しんだ後、碁点温泉あたりの吊り橋にて一服。最上川に掛かる橋から川面を眺めたが、前日までの雨の影響で大幅に水嵩が増し土色の濁流が轟々と音を立てて流れていく。これで降られていたら辛い景色だろうなと胸を撫で下ろす。

 休憩中に地図を確認すると、この吊り橋辺りはすでに村山市で、今回の目的の道である、そば街道に一部入りこんでいることに気が付く。そばの花咲く季節でもないので、そば街道といっても、いわゆる普通の田舎道だ。
 もっとも、最上川に寄りそい、或いは交差しつつ延びていくこの道には、街道を案内する看板が辻ごとに立っていたり、至るところに「そば街道」の幟がはためいていたりと、なかなかの雰囲気が演出されている。
 何より街道沿いに時折現れる手打ちの蕎麦屋がその最たるもので、それぞれ看板に“一番店”“二番店”などと記されており、この道沿いに十四番までがあるのだという。

 そのそば街道を引き返し、昼食場所に決めた慈恩寺へと向かう。もちろん旨い蕎麦を食するためにである。デザートは日本一の出荷を誇る、これもまた名物の寒河江のさくらんぼと決まっている。

 慈恩寺の境内ににて1200年という悠久の歴史にも思いを馳せつつ、我ながらスキのないプランにひとりうなずくのだった。

 

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP山形西


風道impression

● 今回のツーリングコース

 

田園地帯を抜ける
112号線は爽快ルート

山形市内を抜け、まず112号線を北上、月山方面に向かった。寒河江市に至るまでは周囲を山々に囲まれた田園地帯が続き、その緑の中を道がまっすぐに延びていく印象で爽快な気分で走ることができる。寒河江あたりから西部街道と呼ばれる国道347号線に入り村山市を通過、大石田町に至る付近で「そば街道」を使って引き返した。「そば街道」に関しては現地ではもちろん山形市内の駅や案内所等でお店情報やルートの載ったパンフレットを入手すると便利。

 

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