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第72回 |
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爽やかな秋風の吹く絶好のツーリングシーズンを迎え、まさしく空は日本晴れ。天候に恵まれた好条件の下、地元ライダーイチオシの本宮山スカイラインのワインディングに風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。空へと続く峠の道は、眺望も抜群で、走りを満喫。訪れた足助の町と渓谷沿いの山里の風情も和やかで、長閑な秋を存分に楽しむ心地好い旅となった。 緑あふれる峠の道と山里の風情。秋に和む 当日の朝、浜松西ICより東名高速に乗り、豊川で降りる。時間にしてわずか10数分。今回はいわば地元を巡る旅である。頭に浮かぶ幾つかの峠満ちを提案したのだが“あそこは子供っぽいから”と却下される。なるほど地元評というのは分らないもの。ひとつ利口になって、まずは皆と意見の一致をみた、本宮山スカイラインを目指す。 豊橋市内を抜けると、早くも道がくねりはじめる。やがて目的のスカイラインへ。実に山深い、といった趣の道である。秋を迎えますますその深みを増した濃い緑の中、心地好い速度で白のXJR1300を右へ左へと傾け続ける。山頂に向け、急な傾斜をなす上りの道を駆け上がる。道の向こうに、まさに原色ともいうべき濃い空の青が見えている。天候の良さとも相まって、実に爽快な道である。高みよりの眺望も素晴らしく、三河湾に浜名湖、遠くに富士。まさに絶景である。 この絶景のスカイロードを通過し、道はやがて山村の風景へと変化していく。収穫を終えた田んぼの稲が刈り取られ、至る所に干してある。まだ頬にあたる風は心地好いのだが、秋は深まりつつあるのだ。季節の風情に浸っていると、徐々に道が狭くなり、やがて鬱蒼とした杉林に囲まれた一車線に入り込んでしまった。 その険しい道を注意しながら進んで行くと、やがて木立の向こうに湖が見えてきた。人造湖としては愛知県下でも最大規模を誇るという三河湖だ。湖畔の公園施設にて暫し休息。渓流を渡る吊り橋からダムの放水を眺める。陽光を浴びた水しぶきが美しい。さらに“香り”をテーマにした展示やお土産物が並ぶ「香恋の館」にて寛ぐ。ハーブの香り漂う館内に、ライディングジャケットとブーツ姿のメンバーたち。確かにちょっと浮いてはいるが… 山村の風景を抜け、やがて目的地の足助へと至る。足助川の両岸に、かつての宿場町の面影を残す懐かしい風景が広がる。その古の町並みを抜け、紅葉で知られる香嵐渓へと足を向ける。茶店風の食事処で昼食となった。満足の食事を終え、渓流を渡る爽やかな風と木々の微かなざわめきに包まれる。 寝るなというのが無理だろう。 |
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● 今回のツーリングコース走り、眺望ともお勧めの本宮山スカイライン
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