YSP

風道浪漫

第74回
大分市より瀬の本方面へ
快晴の高原道路を走り、湯布院より湯の町を巡る

 

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 寒風吹きすさぶ季節とあって天候が心配されたが、当日は目の覚めるような青空が広がる絶好のツーリング日和。その好天の下、九州の屋根に風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。目指した久住の山々と冬枯れの草原、澄んだ空気の中、青空とのコントラストも美しく、絶景のなか快適なワインディングを巡る大満足の旅となった。

高原とそびえる山々。雄大かつ絶景の道

 大分市内のYSP大分南をスタートし、程なく国道422号線へと入る。しばらくは、この道をひたすら九州の内部、つまりは屋根たる久住から阿蘇へと続く山岳地帯を目指す。市街地を抜けるとすぐに刈田の景色が広がり、その冬枯れの風情に、覆いかぶさるように久住の山々が迫り始める。霞む山並みに目を奪われていると、早くも道はワインディングのそれへと変化していく。

 まだ午前ということもあって、行き交う車も少ない道は、右に左にと身をくねらせながら、その標高を一気に上げていく。小さく区切られた棚田の端にうっすらと白い霞が見えている。

 ふと気がつくと先程まで霞んでいた山並みが、いつの間にか目前に迫っている。見事な晴天のおかげで、あくまでも色濃い冬の青空に、くっきりとその輪郭を現す久住の山々。あたかも映画のセットのような現実感に乏しい出来過ぎの風景が、圧倒的な迫力で目前に広がっていたのだ。

』 高原の中を真直ぐな道が貫いていく。その枯れ草色の広がりが遠くの山々へと綿々と連なる。草原と取り巻く山々、そして青い空とが一体となった九州の草原ならではの見事な風景。

 高原の道に調子を上げ始めたXJR1300を止めて、暫し絶景に見入ってみる。

 日溜まりの中、幾分風の冷たさも和らいで、雄大な自然の中に身を置く心地よさも存分に味わう。一服の後、その絶景の中に再びマシンを乗り入れたのだが、草原の窪みの所々に白いものが吹き黙っている。正月に降ったという雪が残っているのだ。やはりというか、楽しみにしていた久住高原ロードパークは凍結のため通行止め。このワインディングを諦めて、瀬の本あたりで、やまなみハイウェイへと入り、阿蘇とは反対の方向となる湯布院方面を目指す。

 帰りのコースは、その名だたる温泉地である湯布院、そしてかの別府の町を通ることになっている。山を下っていくにつれ、盆地の中にこじんまりと佇む湯布院の町が見えてくる。ただし、冬のツーリングだから、温泉を楽しむ訳にはいかない。
冷たい風のなか、たちのぼる湯煙は、むしろ目の毒ではあるのだが…。

風道impression

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP大分南


● 今回のツーリングコース


走り、景色ともに楽しめる久住を抜けるコース

大した渋滞もないまま大分の市街地を抜けて、すぐに国道422号線へと入った。ほぼ一本道のルートで久住高原までのアクセスは非常に良好。土曜日だったが午前中に走ったこともあって交通量は少なく走りやすい。農村部から山間、あるいは高原と景色の変化も楽しめる快適な道だった。全国的に人気の“やまなみハイウェイ”は、さすがにワインディング、景色ともに素晴らしく存分に走りを楽しめた。湯布院からは高速を活用しアクセスを短縮した。

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