YSP

風道浪漫

第75回
東京より益子方面へ
汽笛鳴る益子の田舎道を走り、歴史薫る陶芸の里を走る

 

写真をクリックすると
拡大してご覧いただ
けます。

 

 冬の季節の寒風も、幾分和らぐ快晴の下、東北自動車道から北関東自動車道を経て陶芸の里、益子へと続く道のりに風道(=ツーリング・ルート)を追う。季節柄、目的地付近の探索に励もうと、高速道路を活用し、アクセスを短縮。素朴な焼き物であふれる歴史の町を訪ね、懐かしい汽車の汽笛に耳を傾ける、いつになく古の風情に浸る懐かしい旅となった。

冬枯れの田舎道。汽笛の響く懐かしい道

 目の覚めるような鮮やかな青空の下、予定の9時に都内のYSP三ノ輪をスタートする。まずは首都高へ乗り、しばらく荒川の河川敷の景色を楽しみながら走る。好天に恵まれたおかげで富士山までが、街並みの向こうに、その雪化粧の姿をくっきりと浮かび上がらせている。
やがて東北道へと入り、右の方向に筑波の山々が見えてくること、この日最初の休憩地である佐野のサービスエリアへと至る。缶コーヒーで指先を暖めながら、日溜まりに佇んでいると、重いウインタ−ジャケットを脱ぎたくなるほどに体が温まってくる。

 もっとも気温は6度。走り始めればまた、寒風が身を切ることになるのだが…。

 栃木宮賀ジャンクションで東北道を離れ、開通なった北関東道へと入る。それにしても真直ぐな道。あたかも地平線の向こうにまで伸びているかのようだ。TMAXのパワーにはまだまだ余裕があるのだが、ここは速度を上げたい気持をぐっと抑える。

 20km弱で終わってしまう北関東道を下り、上三川の街へと入る。それぞれの農家に、母屋に棟を並べる石造りの蔵が目につく。よくみれば民家の堀も同じ薄いクリーム色である。宇都宮あたりを産地とする大谷石が、町のあちこちにふんだんに使われているのだ。この石灰質の穏やかな質感が、町に独自の風情を加えている。雰囲気のある町、といったところか。

 さらに鬼怒川を越え、真岡市を抜けて、益子市へと入る。冬枯れの田んぼの景色が広がる中、野焼きの煙りがのどかに棚引いている。その田んぼの横の細道にマシンを止め、暫しの待機。真岡線にて、土日を中心に運行されているSLの到着を待ち、線路に沿うこの道を共に走ってみようという趣向である。

 車窓の子供たちに手を振られる、このちょっとしたお遊びを終え、いよいよ陶芸の里へとマシンを乗り入れる。“陶芸の道”沿い店先一杯に焼き物を並べた陶芸店が目に尽き始める。さすがに200もの窯元が集うとあって、町中に益子焼があふれる。

 古窯を訪ね、藍染工房を覗き、そしてお決まりの酒蔵見学。歴史薫る益子の町を堪能する。後は昼食に、益子焼の器を使うという釜飯を頂けば完璧である。

風道impression

● 参加ライダー

● 協力ショップ

YSP三ノ輪



● 今回のツーリングコース


長い直線が印象的な北関東自動車道

今回はビッグマシン編集部にもほど近いYSP三ノ輪をスタート。直ぐに首都高へと乗り、東北自動車道へと入った。さらに東北道を離れ北関東自動車道へ。この長い長い直線が続く道は、スピードが上がりがちで、色々な意味で注意が必要。北関東道を終点の上三川の町を抜け真岡駅に立ち寄り益子の町へと入った。当日は土曜日とあって観光客の姿が目についたが、それほど道が混むこともなく益子での移動もスムーズだった。

Copyright(C) 2002YSP Members Club.All rights reserved.