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風道浪漫

第79回
横浜市より養老渓谷方面へ
緑濃い初夏の房総半島、湧き水の里と渓谷を訪ねる

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 いよいよ迎えたツーリングの季節。緑溢れる房総半島の内陸部に風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。まずは横浜市内のショップをスタートし、高速道路からアクアラインへと進入。人気のパーキングに遊び、一気に房総へ。半島を横断するコースには緑が溢れ、清冽な水が湧き、渓谷に涼風が吹く。豊かな自然の中、季節を満喫する旅となった。

 久々の東京湾横断である。まずは川崎側からアクアラインへと入り、約15kmに及ぶ長いトンネルを通過。この直線を慎重にクリアし、最初の休憩ポイントへとマシンを向ける。

 そして展望開けた海ほたる。薄暗いトンネルを走り続けてきただけに、この周りをぐるりと海に囲まれた開放的な景色はまさに爽快。ついつい長居をしたが、それにしても土曜日とあって、朝の10時前だというのに既に観光客で混み始めている。やはり通過するだけでは“もったいない”という思いは皆同じか…。

 ともかく海の景色を堪能し、今度は見晴らしのいい海上の道を通って房総半島へと乗り入れていく。

 房総に渡ってからは、木更津ICで自動車道を降り下道へと入ったのだが、予想通り交通量が結構ある。トラック等の大型車両も多く、決して快適で走りやすい道とは言い難い。ただし、水田の緑に山の緑、川沿いの草々の緑と、とにかく濃い緑の風景が続く。都市部から走ってきただけに、この圧倒的な緑の量が新鮮である。その長閑な緑の道を30分程走り、次いで湧き水の里として知られる久留里の町を訪ねる。

 この町の風情がまた良かった。道路脇の至るところに井戸があり、喉を潤す人や水を容器に汲み入れる人たちの姿が見える。本当に町のあちこちで水が湧き出ているといった印象で、この水を日常的に使える土地の人々が羨ましい。もちろん我々も、この水を飲み、この水で打った蕎麦をいただき、せめてものご相伴にあずかったのではあるが…。

 銘水で和んだ後は、養老渓谷へと向けて山間部へ入っていく。山深くなるにつれ、道幅が狭くなりコーナーも多くなる。ただしTMAXのフットワークは相変わらず軽快。

 3組ほどツーリングのライダーたちに出会っただろうか、やがて温泉地としても知られる養老渓谷に到着。さっそく一番の名所、養老の滝へと赴いてみる。川辺に降り立ち、釣り人などを眺めながら、しばし川面にそよぐ心地よい風に吹かれてみる。本日の予定はほぼ終了。あとは帰路を残すのみである。

 まだ日は高い。ならば魚が釣れるまで、もう少し、この涼風に吹かれていようか。

風道impression

● 協力ショップ

YSP東神奈川


● 今回のツーリングコース


山深い養老渓谷付近の道は注意が必要

まず横浜市内からアクアラインの入り口である浮島ICを目指した。海ほたるPAまでは15kmのトンネルを通過しなくてはならないが、長く直線が続き距離感がつかみにくいため慎重なペースで走行。海ホタルを出てからの道は、正しくは町中こそ道幅が狭く走り辛いが、郊外では田園風景を楽しめる。久留里から養老渓谷まではいわゆる山道でブラインドコーナーも多く、注意が必要。

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