|
|
|
|||||||||||||||
|
天候は何とか雨を逃れた薄曇り。それでも黒潮そそぐ土佐の海は、あくまで濃い青に佇む。その南国高知の海岸線に、山間に、風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。まずは水田と段々畑の広がる農村部を抜け、海辺の道から、今回の目的でもある、宿泊施設“ラーダースイン”を来訪。美しい山々と海。高知の旅を満喫する、内容充実のツーリングとなった。 鰹で栄えた漁師町、中土佐久礼を巡る 今回の旅にはあ、ちょっとした目的がある。中土佐の海岸線にあるライダー専用の宿泊施設“ライダーズイン”を訪ねることにしたのだ。 まずは高知市内のショップをスタートし、路面電車の走る懐かしい市街地を抜ける。後は国道56号線をひたすら南下し、休憩ポイントの須崎の道の駅を目指した。 この田園地帯を抜ける国道は、そこそこ交通量も多いのだが、やはり四国の山間といった風情にあふれている。山の斜面まで、あまねく耕し尽くされた段々畑。あるいは薄緑色に輝く若穂を湛えた水田の広がり。農村部の緑に目を奪われていると、今度は道の左右に一気に山が迫り始め、そして前方にも山。やがてその立ち塞がる緑の中に道が吸い込まれていき、トンネルの出口を迎えれば、また段々畑。 景色を楽しんでいるうちに、いつの間にか目的地に着いてしまった。その道の駅で、“鰹のタタキ作り”の実演などを楽しんだ後、今後は海岸線の道へと入り、中土佐を目指す。 この切り立った海岸線の道から見下ろす、土佐湾の眺望がまた良かったのだ。曇りがちの天候のせいもあって、海の青はあくまで深く濃く、岩礁や小島に打ち寄せる波の飛沫が一際白く輝く。ウォーリアのあふれるパワーに身を任せ、景色を楽しみながらクルーズするには絶好のロケーションだ。 やがて道は海岸線を離れ、山中へと入り込んで行く。道幅もほぼ一車線という狭さなのだが、地元の人々の生活道なのだろう、意外なほど対向車がやってくる。やがて田んぼを横切るあぜ道に“ライダーズイン”を示す矢印看板。田畑の向こうにはすでに海が迫り、防波堤のすぐ横に、目的の施設のカマボコ型の屋根の連なりが見えていた。 ついにライダーズイン初来訪。コテージタイプの宿泊施設には軒先きに十分なスペースが確保され、屋根の下にビッグマシンの2〜3台は並べられそう。ついでに室内を見学したが、簡単ではあるが考えられた設計で、何より“ライダー専用”であることが一際心地好さを増す。 おもわずゴロリと横になってみたのだが、あまりの満足感に、ついつい瞼が重くなってしまった……。
|
|||||||||||||||
|
● 今回のツーリングコース
|
|||||||||||||||