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早々に迎えた台風の季節。雨混じりのスタートではあったが、やがて天候も回復。強い日差しが降り注ぐ広島北部の山間に風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。まずは緑溢れる長閑な農村部を抜け、川風も心地好い渓谷沿いの道へ。さらに山間のワインディングでは、次々に現れる心地好いコーナーを満喫。景色、走り共に楽しめるツーリングとなった。 涼風吹く緑陰の道と渓谷の景色を楽しむ 台風の影響が心配された当日だったが、天候は薄曇り。ポツリポツリと雨が落ちてきているものの、これから向かう西の空を見やると明るい空に一部、鮮やかな青が見えている。どうやら天候は心配ないようだ。 一応、カッパを着込んで広島市内のショップを出発。広島インターより山陽自動車道へと乗り込む。その後、わずかに走り最初の分岐で広島自動車道へと入り、次いで中国自動車道を経由して戸河内インターにて高速道路を降りた。時間を節約するための高速道路の利用だったが、このルートは予想以上に快適。緑の山の連なりに、あたかも道が分け入っていく感じで、景色を眺めていれば飽きることがない。快晴の下、トンネルを抜けると土砂降りの雨が待ち受けていたりと、文字通り変化に富んだ高速クルーズを楽しめた。 高速を降りてしばらく川沿いの道を走る。道際まで迫る山々と、その緑を映して静かに流れる川面の緑。そして時折、その広がりを見せる豊かな田畆。溢れる緑の中をのんびり走り、やがて186号線を迎える。 まずは最初の休憩ポイントに決めた温井ダムを目指す。渓流脇をしばらく走ると、その目的地の建造物が巨大な全容を現わした。休憩がてらダムを見学したのち、再び山間を走る186号線へと戻る。 しかし、快適な道。ほどよいカーブを示すワインディングには、生い茂る樹木が緑のトンネルを造り、爽やかな緑の風が吹く。渓谷の清流を眺め、ダム湖を渡り、そしてハンドリング自慢のXJR1300を、くねった道に踊らせる。 まさしくツーリングライダーのためにあるかのごとき素晴らしい道。聞けば、むしろ今回は足を延ばせなかった、この先の日本海へと向かう道が、さらにも増して素晴らしいのだとか。次の来訪に楽しみを残しつつ、目的地の三段峡に向かった。 訪れた観光地は平日とあって人もまばら。お土産屋の番犬さえも眠そうだ。ともかく平日運休を決め込んだ観光渡し船の船着場に降りてみる。 渓谷の岩に腰を下ろし、暫し静謐の中に佇む。静かな水面を眺めながら、存分に楽しめた、今日の走りの余韻に浸ってみた。
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● 今回のツーリングコース
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