YSP
風道浪漫


第82回
三郷市より日光方面へ
古の門前町の賑わいを訪ね霧中の高原コードを走る

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 夏の気配の残る初秋の頃、高原の道に風道(かざまち=ツーリング・ルート)を追う。何とかもってくれた下り気味の天候だったが、高原のワインディングでは“名物”の霧が一行を迎える。濃霧の中、先行きが心配されたが、高原を下る頃には霧も晴れ、山中の道を楽しめた歴史の町を訪れ、旧街道に乗り入れ、ワインディングを楽しむ。内容充実の旅となった。

古の門前町の賑わいを訪ね霧中の高原コードを走る

 三郷のショップをスタートし、とりあえず佐野のパーキングに集合する。大まかなルートを確認した後、再び自動車道へと戻り、日光のひとつ手前、今市にて自動車道を降りる。ライダーが集まるという、噂のレストランに立ち寄るためだ。

 そのレストラン、ご主人は所有台数30台という“大”のつくバイク好き。コーヒーを頂きながら、お勧めルートなどありがたいアドバイスを頂いた。居心地の良いお店に多少後ろ髪をひかれつつ、次の目的地を目指す。

 119号線を日光方面へと向かい、杉並木の間を走る旧街道hとマシンを乗り入れて行く。ダートではあるが土は締まっており、オンロードマシンでの走行も全く問題はない。両側に杉の巨木が立ち並ぶ情景たっぷりの道を、木立を渡る爽やかな風に吹かれながら、のんびりと流していく。この古の道を堪能し、再び119号線へ。旧街道ほどではないが、この道にしても、時折両脇に杉の並木が姿を見せる、なかなか雰囲気のいい道だ。

 やがて東照宮が近づくにつれ、町の風情がいかにも賑やかな門前町のそれへと変化していく。立ち並ぶ旅館に、お土産や地酒の店。名物の“湯葉”の文字も至るところに見えている。随所に歴史の深さを感じさせる町並みを眺めながら、観光気分でマシンを走らせる。本来なら、ここで東照宮あたりをゆっくりと拝観したいところだが、何せ雲行きが怪しい。日光での観光もそこそこに、次なる目的地の霧降高原へと向かう。

 有料道路へと入り、山間のワインディングを流していく。今日のマシンはドラッグスター1100。そのスタイリングからは想像できないほど、軽快なハンドリングで、峠の道も苦にならないのだが、困ったことに霧が出てきた。

 やがてマシンのペースを落とさせるほどに、霧が濃くなってきた。本来なら、牧草地が広がる開放的な高原の景色を楽しめるはずなのだが、見渡せば一面白く霞んだ霧の世界。文字通り五里霧中の状態だった。

 牧場のレストハウスで、お昼を頂きながら“霧の名所でその名物に出会えたのだから、むしろ幸運”などと、一応は言ってみたのだが…

 

風道impression

 

● 今回のツーリングコース

文字通り霧に注意の霧降高原道路

三郷市内のYSP三郷をスタートし、まずは三郷ICより外環自動車道に乗り川口Jctから東北自動車道へ。途中佐野SAで、休憩の後、宇都宮で宇都宮日光自動車道へ乗り入れた。今市で自動車道を降りてからは、途中日光杉並木に入るなどしながら主に119号線を使って日光へと向かった。日光からは169号線を経て有料の霧降高原道路へと入った。その後、霧の中を大笹牧場レストハウスまで至り、山中を走る245号線を使って引き返した。

 

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