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風も冷たさを増した師走の頃、丹波へと続く大阪郊外の道に風道(かざまち=ツーリング・ルート)を追う。当日は早朝に降った雨も上がり、僅かに青空ののぞく、まずまずの天候。村落を結び、山間を走る道は、穏やかなコーナーの連続で、交通量も少なく、あくまで快適。“お勧め”ワインディングも心地よく、天気も気分も“小春日和”の旅を楽しめた。
懐かしい風景の中、穏やかな道が続く
いよいよ'02最後のツーリングである。起点となったのは大阪府の箕面市。今回は“近所にいい道ある”と参加メンバーから提案があった。思えば“地元ライダーと巡る”旅。地元の道を走れれば申し分ない。初心に返った気分で当日の朝を迎えた。
早朝に降った雨も何とか止んでくれそうで、僅かではあるが雲間に青空ものぞいている。北へとマシンを向け、大阪の山間を目指す。
しばらく郊外の住宅地と“宅地造成中”といった風景が続き、ほどなく棚田や段々畑の広がる農村部へと入っていく。しだいに山深くはなっていくのだが、山裾のかなりの部分まで民家や畑が入り込み、結構な山間にあって人の気配が濃い。
その収穫を終え、すでに冬の佇まいを見せ始めた景色の中に、熟した柿の赤が、秋の名残りを漂わせている。しかしどの木も、たわわに熟柿を実らせている。この付近の人々は柿の実を収穫しないのだろうか…。
などと考えていると、それまで点在する村々を縫うように、ゆるやかなカーブを繰り返していた快適な道が、やや狭くなる。やがて鬱蒼とした杉並木をかき分けるように道が走り、標高が上がり、風が冷たさを増す。そろそろ妙見山のあたりを通過しているのだ。
やがて野間の峠の頂を迎え、トンネルを抜けると道が下り始めた。以後、まさにつづら折りというべきタイトなコーナーが続いていく。路面状況も決して良くないのだが、このあたりは雨を降らなかったのであろう、道が濡れていないのが唯一の救いだ。
さらに山間を抜け、村落を通過し目的地のるり渓を目指す。そのるり渓にて清流の風情を楽しんだあと、いよいよ“お勧め”のワインディング、54号線へと入る。
なるほど、特に絶景というわけではないが、XJR1300のハンドリングを楽しみながら、気持良く走れる道。ガイドブックに出ているような道ではないが、地元ライダーのみが知る穴場的なルートなのだろう。すでに師走を迎えた風が幾分心地よく感じるのは、天気が回復したせいばかりでもなさそうだ。
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| デジカメでの撮影は平忠彦の趣味のひとつ。“それならば”ということで、今回より平忠彦撮影によるデジカメ写真館をオープン。平忠彦の目を通したリアルでフレンドリーなツーリングのシーンをお楽しみください。 |
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● 今回のツーリングコース
| 54号線はお勧めの快適ワインディング |
箕面市のショップを出発し、まずは妙見山方面を目指した。妙見山を超える野間峠までは農村部を抜ける走りやすい道が続くが、峠付近は道も狭く荒れ気味。173号線に入ってからは、山並みと日本家屋の集落、田圃に畑と懐かしい風景が続く。るり渓を過ぎて、“お勧め”の、ワインディング(54号線)を走り園部町を通過して一端引き返す形でタコハウスに寄り、湯の花温泉を通って亀岡市に向かった。昼食後、423号線を使い帰路についた。
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