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賑わう海岸線と丘陵を走る快適ワインディング 今回はYSP藤沢が起点。5分も走れば江の島である。この夏の盛りにうってつけのロケーション。マシンは赤のTRX850。天候もまずまず。協議の結果、街中を通って鎌倉を抜け、葉山あたりの海岸線に出ることとなった。なんといっても夏休みが始まったばかりの、しかも休日。江の島あたりの海岸線は”混む”ことが予想され、とりあえず早いうちに歩を先に進めようというわけだ。
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出発後行き交う車にRVタイプが多い。屋根にサーフボードを乗せたりしていて、海の見えるコースではないが、それなりに湘南の雰囲気が漂っている。海に近いせいか幾分日差しも強いようだ。 緑が多く落ち着いた佇まいの鎌倉周辺を通過し、逗子を抜けやがて葉山へ。道路脇の植え込みにフェニックスなどの南洋植物が目立つようになり、海の近いことを予感。通りのお土産屋の店先にカラフルな浮輪の模様が揺れ、横断歩道の手前で停車すると、麦わら帽に水着の子供たちが駆けていった。
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発進し坂道を登り切ると眼下に真っ青な海が広がっていた。向こうには長者々崎も見えている。 海岸線を走ってきたのでは出会えぬ風景とツーリングならではの感動があった。渋滞の中、暑さに耐えて走ってきたかいがあったというものだ。
”快適なシーサイド・
コースの始まりだ”と喜んだのも束の間、道はなかなか空いてくれない。ビーチパラソルに夏の風情を感じる余裕はすでになく、水辺に遊ぶ人々がただただ羨ましい。トライアスロンの選手なのだろうか、先程からロードレーサーを汗だくで走らせる若者に幾度か出会ったが、むしろ彼らのほうが清々しい。この渋滞を抜け切れれば・・・。
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そうこうしている内にようやく三浦市に到着。内陸部に入り込むと延々と続く段々畑の中に意外に快適な道を発見。見通しのよい丘陵地帯に程よいワインディングが続く。三浦といえば名だたる大根の産地。この辺りには収穫を終えた大根畑が広がり、その中を快適な農道が走っていたのだ。 |
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その丘稜を抜け三浦半島の突端、三崎港へと至り、さらに通行料50円を支払って橋を渡り城ケ島に到着。”千畳敷き”と称される海岸の景色を楽しむ。 帰りは剣崎の方まで足を延ばし、波に洗われ、うねるようにそびえる岩々が特徴的な、磯の波打ち際にて一服。渋滞に巻き込まれないようにと早めに帰途についた。もっとも往き同様に道は険しく、おまけにショップ5Km手前で土砂降りに遭遇。びしょ濡れになってしまった。
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渋滞の暑さと、締めくくりの夕立。途中、ホテルの入り口で休憩しているところを追い出されたりもした。はっきり言って結構疲れたが、ありがちな”日本的充実の休日”といった趣でこんな旅もたまには悪くない。”ダメだ、そんなとこ座ってちゃ”なんて言われたことが一番楽しく思い出されるのが、ツーリングの面白さでもあるのだから。 |