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風温む陽光の頃。シーズンを控えた避暑の街を起点に、浅間、万座と続く山岳地帯に、風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。訪れたリゾート地にて街の情緒に触れ、やがて山々を縫って走る高原の道へマシンを乗り入れて行く。雄大な浅間山と荒々しい溶岩の景色。そしてワインディング。走りと景色を存分に堪能する贅沢なツーリングとなった。
荒々しくも雄大な、大自然の道
まだ午前9時を少し回ったばかりなのだが、さすがに名だたる避暑の街である。シーズンにはやや早いにも係わらず、すでに行き交う人の姿が少なくない。混雑を予想して、早め早めの計画をたてておいたのだが、正しく正解だったようである。
集合地点に決めた軽井沢の喫茶店で、お茶などを交わしつつ、今日の計画を確認。ともかく混み合わないうちにと、早々に軽井沢の街を巡ることにする。異国情緒たっぷりで、それでいてどこか懐かしい教会や、かつてのホテルなどを足早に見学しつつ、本来の目的である高原の道を目指す。
しかし、あまりに著名な観光地であり、ことさら驚くほどでもないのだが、やはりその道を進むにつれ刻々と展開される大自然の風景には眼を見張るものがある。
軽井沢の街周辺にあっては、白樺やカラ松の並木が作る、日陰と木漏れ日とのコントラストも涼しげで、ついついペースを落として楽しみたくなる。
やがて街を離れ、高原の道へと乗り入れて行く頃には周囲の景色も一変。実に広大で荒々しい剥き出しの自然が我々を迎えてくれる。
鬼押し出しのハイウェーに入ると、道が大きく上下にうねりはじめ、視界に入り始めた浅間山の雄大な威風とともに、ダイナミックは走りを楽しむことができた。
その浅間山を後方に見るころになると突然、一帯を埋めつくす溶岩の荒波が目に飛び込んでくる。かつての浅間の噴火の名残たる“鬼押出し”へと到着したのだ。駐車場へとマシンを止め、休憩がてら、その溶岩の海原を探索してみる。目の当たりにした自然の猛威に、感嘆の言葉をもらしつつ、さらなる大自然の懐深く入り込んでいくために、XJR1300のエンジンに再び火を入れる。これから、本日のクライマックスたる万座スキー場付近のワインディングが待っている。このマシンの軽快なハンドリングを存分に楽しめることは間違いない。
違いないのだが、標高を上げるにつれ、冷たく感じはじめた吹き下ろしの風。そして目につく残雪の白。陽光を当て込んだ、春の装いが心もとなくなってきているのだが…。
● 今回のツーリングコース
| 浅間山周辺の道は景色、道ともに豪快 |
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今回は集合地点を軽井沢と決め朝の9時に集合。YSP墨田からは向島ICより首都高速に乗り、東京外環自動車道、関越自動車道、上信越自動車道と高速道路を乗り継ぎ、碓氷軽井沢ICから軽井沢へ。軽井沢からはカラ松等の並木も美しい白糸ハイランドウェイを経て浅間山白根火山ルートの鬼押しハイウェーへ。さらには豪快なワインディングを楽しめる万座ハイウェーを通り草津からは関越自動車道を目指し、往路と同一ルートでショップへと戻った。
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