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風も心地よさを増す初秋の頃、播磨より但馬へと向かう緑溢れる道に風道(かざみち=ツーリング・ルート)を追う。当日は天候が心配されたが日中はほぼ快晴。秋晴れの青空が広がった。訪れた山城からの眺望も素晴らしく秋風の心地よさを満喫する季節を楽しむ旅となった。
古の賑わい偲ぶ鉱山の町。
阪神タイガースの優勝を目前に、その賑わいを増す神戸の町だったが、天候のほうはあいにくの雨。スタートのYSP神戸中央にて、出発のとこを待つのだが、天候の行方がどうも思わしくない。
やむなく小雨の中、目的の生野銀山に向け、XJR1300を乗り出していく。
出発後まもなく、姫路方面を目指し第二神明高速道路に乗ったのだが、その高速を走っていると、空に青い部分が見え始めた。明石辺りを過ぎる頃にはすっかり天候も回復。夏の名残の強い日差しが降り注ぐこととなった。
第二神明から日本海の方向を目指し播但連絡道路へと乗り入れたのだが、光を増した快晴の空の下、山々や田圃といった緑溢れる長閑な風景が続いていく。
目的地を前に市川のサービスエリアにて最初の休憩を取る。バイクを降りると、すぐさまジャケットを脱ぎたくなる程、日差しが強い。笠形山へと続く緑の連なりもそのコントラストを深め、緑の色合いも深い。
市川SAで一服の後、播但道路を外れ目的地の生野銀山へと向かう。思えば先月は伊豆の金山を訪れている。別に意識したわけではないのだが、何か企画がシリーズ化されたようで面白い。しかも見学に入った観光用の坑内は電動の人形が配され、これも昨月の金山と同様であった。
資料館にて銀塊の山に感嘆の声をもらしつつ、銀山を後にしたのだが、この生野のあたりは、かつては鉱山の町として栄えたところ。町並みにも古の風情が溢れている。
その懐かしい町並みを離れ、竹田城跡を目指す。途中、トラックドライバーが集まるという賑やかな弁当屋にて昼食を取り、その城跡があるという山頂に向けて、鬱蒼と木々の生い茂るタイトな山道を上っていく。
やがて道脇の山側に城壁の残骸が見えはじめ、見上げると青い空に向かっていかにも堅固な石垣が立ち上がっていた。
その石垣の頂に立ち、遥かに広がる360度の景色を見やる。まさに世界を睥睨といった趣で、この山頂に築城した武将の心持を思いやってみた。まさしく有頂天の気分で天っ風を楽しんでいたのだ。
● 今回のツーリングコース
| 是非とも訪れたい絶景の竹田城址 |
神戸市兵庫区のYSP神戸中央をスタートし、すぐに第二神明道路に乗り姫路JCTを経て播但連絡道路へ。生野街道とよばれるこの道の周囲には山々や農村部が広がり濃い緑の景色を楽しめる。その生野街道からわずかに離れ、まずは生野銀山へ。ついで竹田城址へと赴いたが、この山頂の城址からの絶景はお勧めで、付近を訪れた際には是非とも上っていただきたい。帰路は廃坑となった神子畑鉱山の選鉱所を見学の後、往路と同じ道を帰った。
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